2024.08.01
【誰でも簡単】動画投稿・共有サイトの作り方を解説!YouTubeやTikTokのようなサイト作成から運用まで
YouTubeやTikTokのような動画投稿・共有サイトを作りたいけど、どこから始めればいいかわからない……と悩んでいませんか?
そこでこの記事では、初心者でも簡単に動画投稿サイトを作成し、運用するための具体的なステップを解説します。
本記事を読み終えた頃には、自社オリジナルの動画サイトを持ち、多くのユーザーと交流する未来が見えてくるでしょう。
目次
動画投稿・共有サイトとは
動画投稿・共有サイトとは、ユーザーが自身で制作した動画をインターネット上にアップロードし、ほかのユーザーと共有できるオンラインプラットフォームのことです。
代表的な例として、YouTubeやTikTokが挙げられます。
YouTubeやTikTokは、誰でも簡単に動画を投稿して、世界中の視聴者とつながることができる便利なツールです。
しかし既存のプラットフォームは、それぞれの仕様や利用規約によってアップロードできる動画や使える機能が異なります。
そこで既存のプラットフォームを利用せず、自社開発の動画投稿・共有サイトを構築することで、特定のターゲット層に向けた独自のサービスを提供することが可能です。
自社の動画投稿サイトはカスタマイズ性が高いため、独自のデザインや機能を取り入れられます。
また自社での動画投稿サイト作成をサポートするサービスやツールも存在するため、これらを利用することで、専門的な知識がなくても簡単に動画サイトを立ち上げられるでしょう。
動画投稿・共有サイトを作るメリット
より具体的に、自社オリジナルの動画投稿・共有サイトを作ることによって得られるメリットを解説します。
①ほかの動画への遷移を防げる
YouTubeやTikTokのような既存のプラットフォームでは、ユーザーが関連動画やおすすめ動画に引き寄せられてしまうリスクがあります。
しかし自社サイトでターゲットやジャンルを絞って動画を公開することで、プラットフォームに無関係なコンテンツが存在せず、視聴者をコンテンツに集中させることが可能です。
②ユーザー行動の分析が行える
動画投稿・共有サイトを自社で運営するメリットは、ユーザー行動や視聴データの詳細な分析が行えることです。
ユーザーのサイト回遊や動画の再生、視聴時間、視聴完了率、離脱箇所、どのコンテンツが人気かなどのデータを収集して解析することで、マーケティング戦略やコンテンツ制作に役立てられます。
またユーザーの視聴行動を理解することで、よりターゲットに合わせたコンテンツ提供を促進でき、エンゲージメントの向上や収益化の強化につなげることもできるでしょう。
③視聴者とのコミュニケーションを促進できる
自社オリジナルの動画投稿・共有サイトでは、視聴者とのコミュニケーション促進が可能になります。
コメント機能やライブチャット機能などを搭載すれば、投稿者が視聴者からのフィードバックを受け取ることができ、視聴者のニーズや要望を把握できるようになるでしょう。
投稿者と視聴者が直接コミュニケーションすることにより、視聴者のロイヤリティが高まり、継続的なサイト利用を促進することが可能となるのです。
④限られたターゲットやジャンルの動画を配信できる
自社独自の動画投稿・共有サイトを用意することで、特定のターゲットやジャンルに特化した動画を配信できます。
例えば特定のテーマに特化したコミュニティサイトや、会員制の教育プラットフォームにして同じ目的をもつ人が集う場にすることが可能です。
また、限定的な視聴者に向けたイベントやセミナーを開催することも容易になるでしょう。
⑤好みの仕様にカスタマイズできる
自社で動画投稿・共有サイトを構築する最大のメリットは、サイトを好みの仕様にカスタマイズできることです。
既存のYouTubeやTikTokのようなプラットフォームを利用する場合、サイトそのもののデザインや利用できる機能、アップロードできる動画に制約があり、思い通りのカスタマイズは当然難しいでしょう。
しかし自社の動画投稿サイトでは、ユーザーから見える画面や使える機能を自由に設計でき、特定のニーズやブランドイメージに合わせたサイトを作成できます。
⑥自社システムと連携できる
自社オリジナルの動画投稿・共有サイトであれば、そのほかの自社システムと連携させることが可能です。
例えば顧客管理システム(CRM)などと統合して、ユーザー行動や視聴データを活用した効果的なマーケティング戦略が実現可能です。
このように自社システムと連携できれば、大幅な業務効率の向上や情報共有の迅速化が実現するでしょう。
動画投稿・共有サイトを作る手順
ここからは、動画投稿・共有サイトを作るための具体的な手順について解説します。
初心者でも簡単に理解できるように、ステップバイステップで説明していきましょう。
①コンセプトとターゲットを決める
最初のステップは、動画投稿・共有サイトのコンセプトとターゲットを明確にすることです。
自社オリジナルの動画投稿サイトを構築する目的や提供したい価値を明確にすることで、目指すべき方向性のブレがなくなります。
例えば特定の趣味や専門分野に特化した動画共有サイトを作ると決めれば、狙うべきターゲット層やアップロードしてもらうコンテンツを、明確に設定しやすくなるでしょう。
次にコンセプトに沿ったターゲット層を決めましょう。
ターゲットを決めるためには、年齢、性別、興味関心などの属性を詳細に分析する必要があります。
②Webサイトを作成する手段を検討する
動画投稿・共有サイトを作成する際には、どんな手段を用いるか検討する必要があります。
まずは自社でサイトのすべてを開発するか、既存の動画共有サイト作成サービスを利用するかを決めます。
自社開発をする場合、カスタマイズ性が高く、独自のデザインや機能を実装できますが、そのぶん時間とコストがかかる点に注意が必要です。
一方で、既存のサイト作成サービスを利用する場合は、迅速にサイト作成を進められます。
ただしカスタマイズの自由度が制限される可能性があることは、念頭においておきましょう。
②-1 HTMLやCMSを使って作成する
もう少し詳しく、動画投稿・共有サイトを作成する手段について確認しておきましょう。
自社で動画投稿・共有サイトを構築するには、HTMLやCMSを使う手段があります。
HTMLとは、Webページを制作し、表示させるための言語のようなものです。
HTMLの言語を使って、Webページでどのようにデザインや機能を表示させたいか指示を出し、コンピュータに表示させます。
HTMLはカスタマイズ性が高く、自由にサイトをデザインできますが、HTMLを書いてサイトを作成するにはかなりの専門知識が必要です。
一方でCMSは使いやすく、専門知識がなくても簡単にサイトを作成・管理できます。
CMSを使えばHTMLの言語でいちいち記述する必要がなく、動画や画像、テキストなどの素材さえあれば、それを組み合わせてサイトを表示してくれるのです。
特に有名なのがWordPressで、これを使えばECサイトやブログ、オウンドメディアなどの作成が実現できます。
②-2 動画投稿サイトに特化したサービスを利用する
動画投稿・共有サイトを作成する場合は、これに特化したサイト作成サービスを利用することで、専門知識がなくてもより簡単に動画投稿サイトを作成できます。
ULIZAやPLAY VIDEO STORESなどのサービスは、豊富な機能を提供し、迅速に高品質なサイトを構築することが可能です。
すでに存在する動画投稿機能や配信機能、分析機能などを使って、今すぐ自社オリジナルの動画サイトを立ち上げられるでしょう。
②-3 サイト制作会社に発注する
自社で開発や構築に割けるリソースがない場合には、サイト制作会社に発注することで、高品質な動画投稿・共有サイトを構築できます。
制作会社は要件定義からデザイン、実装、運用サポートまで一貫して対応してくれるため、効率的で安心ですが、そのぶん費用がかかることも考慮しておきましょう。
③独自ドメインとサーバーを用意する
動画投稿サイトを作成・運用するには、独自ドメインとサーバーを用意する必要があります。
独自ドメインは、サイトのURLとなり、ブランド認知を高めるために重要です。
ドメイン取得サービスを利用して、自社のサービス名に適したドメインを選びましょう。
その後、クラウドを利用、もしくはレンタルサーバーを契約します。
サイト作成サービスを使って動画投稿サイトを準備する場合は、そのサービスのドメインか独自ドメインかを選べることが多いです。
独自ドメインにこだわりがない場合は、サービスが提供するものを使っても良いでしょう。
あわせてサーバーも、サービス側で設定してくれているものがほとんどです。
④動画投稿サイトを作成する
動画投稿・共有サイトの作成を進める段階に入ったら、まずトップページ、動画閲覧ページ、アップロードページ、管理ページなど必要なページを用意します。
次にサイトに含まれるさまざまなページのデザインと機能を用意しましょう。
サイト作成サービスを利用する場合は、より簡単にこういったページ準備が行えます。
HTMLのように専門的な言語を勉強して書く必要はなく、さらにCMSのなかでも動画投稿・共有に特化したものを使えば、スムーズにサイトが出来上がっていくでしょう。
例えばULIZAやPLAY VIDEO STORESなどのサービスを使えば、必要な機能がすでに整っており、短時間で高品質なサイトを作成することが可能です。
⑤動画プレイヤーを実装する
動画投稿・共有サイトを構築する際には、動画プレイヤーの実装が必要不可欠です。
HTMLを使う場合は、専門的な言語を用いて動画再生機能を実装する必要があります。
一方で動画投稿・共有サイトの作成に特化したサービスを使えば、動画プレイヤーをサイトに実装することも容易です。
サイト作成に慣れていない人であれば、作りたいサイトが実現できそうなサービスを活用するのがいいでしょう。
⑥そのほかの機能を追加する
動画投稿・共有サイトを充実させるためには、基本的な再生機能に加え、いくつかの追加機能を実装することが重要です。
例えば会員登録機能やログイン機能を実装し、ユーザーごとにパーソナライズされた動画をレコメンドしましょう。
動画閲覧ページにコメント機能を追加することで、ユーザー同士の交流を促進し、エンゲージメントを高めることができます。
またサイト自体にアンケート機能を導入することで、ユーザーのフィードバックを収集し、コンテンツの改善に役立つでしょう。
さらに課金機能を実装することで、有料コンテンツの提供やサブスクリプションモデルを取り入れることが可能です。
ログイン機能、コメント機能、アンケート機能、課金機能などを加えていくことで、ユーザーにとって魅力的で価値のある動画投稿サイトを構築できるでしょう。
動画投稿・共有サイトを作る際のポイント
ここでは、動画投稿・共有サイトを作る際におさえておきたい重要なポイントについて解説します。
見落としがちな注意点を押さえることで、安全で効果的なサイトを構築できるでしょう。
①セキュリティ対策を行う
動画投稿・共有サイトを運営する際には、セキュリティ対策が欠かせません。
まずは会員に対して、パスワードの複雑さと定期的な変更を推奨します。
次にログインの二段階認証を導入し、アカウントの安全性を高めましょう。
また会員のアクセスログを監視し、不正なアクセスがないか常にチェックすることも重要です。
もし動画を限定公開する機能を追加しているなら、その設定がされたコンテンツには許可されたユーザーのみアクセスできるようにします。
これらのセキュリティ対策により、コンテンツの保護とプライバシーの確保が可能となるでしょう。
②マルチデバイスに対応する
動画投稿・共有サイトを多くのユーザーに利用してもらうためには、マルチデバイス対応が不可欠です。
具体的にはスマートフォン、タブレット、PCなど、さまざまなデバイスでスムーズに閲覧できるように整えましょう。
デバイスごとに表示が変わるデザインを採用し、画面サイズに応じてレイアウトを自動調整することで、ユーザー体験を向上させます。
サイトのマルチデバイス対応により、ユーザーに対してどこからでも快適に動画視聴できる環境を提供できます。
こういった設定は一見複雑に思えますが、自社でHTMLを書いてサイトを作成するのではなく動画サイトに特化したサービスを使うことで、簡単に実装することが可能となります。
③動画共有サイトの利用規約を掲載する
動画投稿・共有サイトを運営する際には、利用規約を明確に掲載するようにしましょう。
利用規約には、著作権やプライバシー、コンテンツの取り扱いに関するルールを記載し、ユーザーが安心して利用できる環境を提供します。
利用規約を掲載することにより、トラブルを未然に防ぎ、サイトの信頼性を高められます。
これまで紹介したセキュリティ対策やマルチデバイス対応も、動画投稿・共有サイト構築サービスを利用すれば、効率的に実装することが可能です。
もしこの点に不安があれば、ULIZAやPLAY VIDEO STORESなどのサービスを検討してみるのが良いでしょう。
動画投稿・共有サイトを作ってからの運用
ここからは動画投稿・共有サイトを作成した後、そのサイトを効果的に運用するためのポイントを解説します。
具体的な運用方法や活用事例を通じて、成功するためのヒントを得ましょう。
①サイトの保持や機能追加を行う
運用が始まってからは、サイトの動作が安定するよう保持することが重要です。
定期的なメンテナンスを行いながら、ユーザーのフィードバックをもとに新たな機能追加や改善を進めましょう。
またセキュリティ対策も欠かせません。
例えば、定期的なパスワード変更の案内やアクセスログの監視などを行うことで、安全性を保ちます。
これにより、ユーザーが安心して利用できる環境を提供できるでしょう。
②ユーザー行動や視聴データの分析を行なって活用する
実際にユーザーがサイトを利用するようになったら、ユーザー行動や視聴データの分析も行うようにしましょう。
例えば視聴者のサイト内行動や視聴時間、視聴回数などを分析することで、どの時間帯に利用者が多いのか、どのコンテンツが人気かなどを把握できます。
こういった視聴データの分析により、サイトやコンテンツの改善点を見つけ、視聴者により魅力的な動画を提供することが可能です。
ユーザーから得られるデータを活用することで、ターゲットに合わせた効果的な運営ができるでしょう。
③トラブルシューティングに対応する
実際の運用が始まると、システムトラブルやセキュリティインシデントが発生する可能性があります。
トラブルに迅速に対応するためには、事前にトラブルシューティングの手順を準備しておくことが重要です。
動画のアップロードエラーや視聴障害が発生した場合の対応方法を明確にし、必要に応じてサポートチームを設置すると良いでしょう。
もしサイト作成サービスを利用して動画投稿サイトを用意した場合は、サービス側にトラブル対応サポートがあるか確認しておくことも重要です。
動画投稿・共有サイトを作って自社コンテンツを活用しよう!
この記事では、誰でも簡単にYouTubeやTikTokのような動画投稿・共有サイトを構築し、運用するためのステップを解説しました。
自社で動画投稿サイトを用意することで、ターゲットやジャンルを絞ったコミュニケーションの場を用意して、ユーザーとの接点を持つことが可能です。
はじめての動画サイト作成に不安がある人も、ULIZAやPLAY VIDEO STORESなどのサービスを利用すれば、簡単に高品質な動画サイトを準備できます。
自社オリジナルのサイトがあれば、コンテンツを通じたターゲット層とのコミュニケーションが可能となり、ビジネスの成長を促進できるでしょう!
この記事の監修者: 動画総合研究所 編集部
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