2024.10.15
動画投稿サイトとは?ビジネスで使えるサイト5選とおすすめの方法を紹介
近年、動画を日常的に視聴するユーザーが増加しており、それに伴い動画投稿サイトの需要も高まっています。企業や個人が動画投稿サイトを利用し、収益化を目指す事例も増えてきました。
動画市場が拡大する中で動画投稿サイトは、重要なプラットフォームとなっています。
この記事では、ビジネスで使いやすい動画投稿サイトを5つ紹介します。また、動画投稿サイトを利用する際の方法や、注意点についてもお伝えしていきます。
動画投稿サイトとは
動画投稿サイトとは、動画の投稿や視聴ができるサービスで、動画の共有を目的としています。個人による動画の発信だけでなく、ビジネスにおけるブランディングやマーケティングにも活用されています。
動画のアップロードに加え、ライブ配信に対応している動画投稿サイトもあります。共有する相手を限定したり、期間限定で公開したりすることも可能です。
動画投稿サイトは、双方向のコミュニケーションや投げ銭機能など、ユーザー参加型のコンテンツであることが特徴です。多様化が進んでいるため、それぞれのサイトがジャンルやユーザー層などの違いや特性を持っています。
基本的に動画投稿サイトは無料で登録して動画を配信できますが、主な収入源は広告であるため、配信動画に広告が入る場合があります。
セルフホスティングとの違い
自社サーバーやレンタルサーバーを用意し、動画のアップロードや配信を行う方法をセルフホスティングと言います。セルフホスティングは、動画に広告も入らないため企業がブランディングのために採用している例が多くなっています。
動画投稿サイトは、運営会社のサーバーを利用して動画を配信するため、自分でサーバーを用意する必要がありません。広告が入る場合がありますが、費用や管理負担をかけずに動画配信を始めやすいのが特徴です。
動画投稿サイトを利用するメリット
動画投稿サイトを用いれば、比較的簡単に動画配信を始められます。ここでは、ビジネス目的で動画投稿サイトを利用するメリットを解説します。
ユーザーが多いため露出度が高い
BtoCビジネスにおいて、動画投稿サイトの強みとなる点はユーザー数の多さです。YouTubeなどの有名な動画投稿サイトには、幅広い年齢層のアクティブユーザーが存在するので、動画を多くの人に視聴してもらえる可能性があります。
つまり、自社の商材に興味関心を持つ可能性が高いユーザーや、ターゲットにしている属性のユーザーへの露出度を上げられます。
フォロワー獲得によるファン形成が可能
動画投稿サイトには、一般的にアカウントをフォローできる機能が搭載されています。動画投稿サイトを利用することで、フォロワーの獲得を通してファン形成を進められます。
フォロワーには新着動画の通知が届くため、すぐに視聴してもらえるのがメリットです。フォロワーは新しい動画でタイムリーな情報を得られます。
また、企業側からフォロワーに情報発信できるのも優れた点です。フォロワーとのコミュニケーションを通して関係を深めたり、個別に情報発信をして購買行動を促したりするマーケティングにも活用できます。
複数サイトで広くマーケティングできる
動画を制作すれば、複数の動画投稿サイトで配信可能です。サイトによってユーザー属性が異なるため、複数サイトに投稿することでより広範囲にマーケティングを展開できます。
サイトごとに異なるマーケティング戦略を展開するアプローチも可能です。それぞれのサイトでブランドを構築し、コンセプトに合ったマーケティングを行うことで、各サイトの特性に合ったユーザーを獲得できます。
動画投稿サイトは基本的に無料で動画を投稿できるため、複数のサイトを利用してもコストが多くかかることは少ないでしょう。動画の企画・制作・編集にはコストがかかりますが、リーチできるユーザーを簡単に増やせます。
口コミによる拡散効果に期待できる
動画投稿サイトは、共有を重視したユーザー参加型のサービスであるため、口コミやインタラクションが活発です。動画は、口コミによって拡散しやすい性質があります。
動画投稿サイトで動画配信を行うと、UGC(ユーザー生成コンテンツ)による拡散効果も期待できます。UGCとは、ユーザーがSNSやブログなどで発するリアルな声のことです。
UGCには、ユーザーの感想や体験が含まれているため、他のユーザーにとって貴重な情報となります。また、SEOにおいてもUGCは評価項目の一つと言われているため、マーケティングを意識した今後のコンテンツ作りに役立ちます。
ビジネスでおすすめの動画投稿サイト5選
動画投稿サイトは、それぞれの特徴に着目して選ぶ必要があります。ここでは、ビジネス目的で活用メリットがあるおすすめの動画投稿サイトを紹介します。
YouTube
YouTubeは、国内外で最大級のシェアを誇る動画投稿サイトです。世界では24.9億人以上、日本では7,120万人以上の月間アクティブユーザー数を有しています。
YouTubeは、無料でチャンネルを作成できて企業アカウントでの運用も可能です。分野を問わず多くの視聴者が集まっているため、ブランディングやマーケティングの目的でもよく活用されています。
YouTubeの動画はWebサイトへの埋め込みができるので、セルフホスティングの代替としても使用されています。ただし、埋め込んだ動画にも広告が表示されるため、ブランドイメージが崩れたり、離脱の原因になったりする可能性があります。
TikTok
TikTokは、中国発の若年層から人気の高い動画投稿サイトです。中国では抖音(Douyin)と呼ばれ、最も人気のあるサイトとなっています。
TikTokは、主にスマートフォンでの利用が中心で、縦型で15秒や30秒などの短い動画が主流です。最大60分までの動画をアップロードできますが、短い動画が好んで視聴されています。
トレンド情報をチェックしたいというニーズが高いため、流行品の販促や斬新なサービスのプロモーションなどに活用できます。企業アカウントを作成し、広告を活用しながらブランディングを行う戦略も立てられます。
Instagramは、ビジュアルを重視した情報共有スタイルのSNSです。国内のアクティブユーザー数は6,600万人以上と高い人気を誇り、ビジュアルコンテンツの一つとして動画が活用されています。
Instagramでは、ビジネスアカウントを利用することで、ショップとして商品の販売が可能です。動画で魅力をアピールし、売上につなげる導線を作れるため、ファッション・アパレルや、化粧品などのビジュアル効果が大きい業界で人気のある動画投稿サイトとなっています。
Vimeo
Vimeoは、クリエイターがプロとして動画を共有することを目的とした動画投稿サイトです。世界的に利用されているプラットフォームであり、企業からも選ばれる高品質な動画が多いのが特徴です。
Vimeoは、フリーランスの動画クリエイターと企業をつなぐコラボレーションサービスなど、動画制作を生かしてビジネスを展開する流れを支援する仕組みが整っています。また、動画に広告表示がないため、動画を商材としてビジネスに活用したい場合に適しています。
Dailymotion
Dailymotionは、フランス発の動画投稿サイトです。日本ではあまり聞きなじみがないかもしれませんが、ヨーロッパで高い人気を誇る動画投稿サイトの一つです。
Dailymotionは、限定公開などの一般的なビジネス目的で役立つ機能も揃っています。
広告表示をオフにできない点には注意が必要ですが、動画のダウンロードができない設計になっているなど、セキュリティ対策が整っています。ヨーロッパでのグローバルビジネスを展開する際には、Dailymotionの活用が選択肢になるでしょう。
動画投稿サイトを使用するときの注意点
動画投稿サイトにはデメリットも存在するため、目的によって対策を考える必要があります。ここでは、動画投稿サイトの使用に関わる注意点を解説します。
競合が多いため戦略が求められる
動画投稿サイトは個人や企業など、たくさんの人が利用しており、それぞれが自由に動画を配信しています。多くの分野で競合が存在するため、差別化戦略を立て、ユーザーを獲得する流れを作り上げなければなりません。
差別化戦略の一例として、企業アカウントを作成し、広告を活用する方法があります。ただし、費用対効果を加味した広告戦略を立てる必要があります。
トレンドの分野では競合が多いため、新規参入をしてもユーザーの目に留まらない可能性があります。タイトルやタグの最適化、サムネイルの工夫などの対策を実施し、動画を見てもらえるように総合的な戦略が重要です。
収益化の方法が限定されている
動画投稿サイトは、ルールに従って動画を配信する仕組みになっているため、収益化の方法は限定されています。
動画投稿サイトは共有を前提としているため、ストリーミング販売やダウンロード販売に対応していないサービスが多く、サブスクリプションによる動画サービスの提供もできない場合があります。
ブランディング目的で認知を獲得するときは、動画投稿サイトは効果的です。しかし、動画を直接収益化する目的であれば、自由度が低いと言えます。
コンテンツに制限がかかる場合がある
動画投稿サイトでは、ガイドラインを定めてコンテンツに制限を設けています。セルフホスティングで動画配信をする場合には、コンテンツの内容を自由に提供できますが、動画投稿サイトを利用する際には、ガイドラインを確認して動画を制作する必要があります。
一般的に、ヘイトスピーチや暴力的な内容、規制品や禁止品の販促、法律に抵触する可能性があるコンテンツや公序良俗に反するコンテンツでなければ配信可能です。ただし、虚偽情報が含まれている場合にも配信停止になることがあるため、情報の正確性を慎重に検証しなければなりません。
炎上リスクがある
動画投稿サイトには炎上リスクがあります。口コミやUGCによる情報拡散が促進されるのは動画投稿サイトのメリットですが、内容や品質に問題がある場合、情報が拡散して評判が悪化するリスクもはらんでいます。
炎上が起きると、ニュースサイトで取り上げられることもあるため、企業やブランドの価値を損なう原因になってしまいます。
動画投稿サイトを活用するときには、動画の品質管理を徹底し、炎上リスクを低減する対策が重要です。また、ユーザーのコメントなどのレスポンスにも誠実に対応し、アカウントの評価を高める努力も継続的に行う必要があります。
動画配信をするならULIZAがおすすめ
動画投稿サイトは、ユーザーが多く接点を作りやすいというメリットがある一方で、競合の多さや収益化方法の制限が問題となります。自由度の高い動画配信でビジネスを加速させたい場合は、動画配信プラットフォームの利用がおすすめです。
ULIZAは、ビジネス利用での動画配信に適した機能を備えたプラットフォームです。動画投稿サイトにおいて、企業アカウントの一ユーザーとして利用するのではなく、独自のサイトを構築して動画を自由に配信できます。
ULIZAは、会員管理機能やセキュリティ機能が整備されているため、自社のファンを育成しやすい仕組みになっています。また、独自の動画配信サイトも簡単に作成できる機能があり、視聴URLを作成して限定配信を行うことも可能です。
動画を用いた機密情報のやり取りもULIZAなら実現できます。
まとめ
動画投稿サイトは、ユーザー参加型で動画を共有するサービスとして多くの人に利用されています。動画市場が拡大する現代社会において、動画投稿サイトはユーザーとの接点が生まれやすく、ビジネス利用にも有効なプラットフォームと言えます。
しかし、動画投稿サイトには競合が多く、独自性のあるサービスを提供しにくいというデメリットもあります。自社専用の動画配信プラットフォームを用意すれば、自由度の高い動画配信を実現し、ビジネスに幅広く活用できます。
ULIZAは、使いやすい機能を取り揃えた動画プラットフォームとしてビジネス利用におすすめです。現在、動画投稿サイトのみを利用しているのであれば、ビジネスのさらなる躍進のためにULIZAで独自サイトも制作し、併用してみてはいかがでしょうか。
この記事の監修者: 動画総合研究所 編集部
動画総合研究所は、動画配信技術の活用による企業のDX推進をお手伝いするためのメディアです。
動画の収益化・動画制作・ライブ配信・セキュリティ・著作権など、動画配信に関わるのさまざまなコンテンツを提供いたします。