2024.10.16

教育における動画配信の活用法・メリット・デメリットを解説

教育における動画配信の活用法・メリット・デメリットを解説

動画配信は、学校や塾・予備校での授業、企業の社員教育など、教育の分野で積極的に取り入れられています。動画配信の体制を整えることで、さまざまな目的に応用可能です。

この記事では、教育分野における動画配信についてまとめました。メリットとデメリットを踏まえた上での活用法についてお伝えします。

教育市場の現状

教育のデジタル化が全国的に推進され、動画配信の活用も進められています。株式会社矢野経済研究所の調査によると、2019年度から2022年度にかけてデジタル教育コンテンツ市場は353億円から632億円に成長しました。(参照元:デジタル教育コンテンツ市場に関する調査を実施

大きな理由として新型コロナウイルスの感染拡大以降、映像授業が広まりデジタル教材や学習支援ツールの開発・導入が進んだことが挙げられます。

動画配信を活用してeラーニング教材を制作しているケースも増えています。eラーニング市場規模の調査によると、2020年度から2022年度にかけて2,917.5億円から3,725億円に成長しています。(参照元:eラーニング市場に関する調査を実施

BtoCとBtoB両市場で拡大傾向にあり、特にBtoB市場ではこの流れが今後も続くと予想されています。企業における研修や、リスキリングの教育対応としてeラーニングを導入する事例が増加しているためです。

BtoC市場ではeラーニングが一般的になったことで、市場の伸びは落ち着いてきています。しかし、BtoBと比べて市場規模が約2.5倍と大きいため、学習塾や予備校などでのeラーニングの活用は今後も重要な役割を果たすと考えられます。

教育分野での動画配信方法

教育分野における動画配信では、ライブ配信、アーカイブ配信、オンデマンド配信がよく用いられています。

ライブ配信

ライブ配信はリアルタイムで動画を配信する方法で、オンライン授業を行う際によく利用されています。

臨場感があるため、受講者に集中してもらいやすい動画配信方法です。また、社員研修で代表者が講演を行う際にもライブ配信が活用されています。

アーカイブ配信

アーカイブ配信は、ライブ配信した講義やセミナーを録画し、適切な編集を加えて録画配信する方法です。アーカイブ配信ではライブ配信を見逃した人も視聴できます。また、ライブ配信を受講した人は、再視聴して理解を深める機会になります。

オンデマンド配信

オンデマンド配信は、録画した動画を好きなタイミングで視聴できる配信方法です。アーカイブ配信もオンデマンド配信の一種と言えます。

アーカイブ配信はライブ配信の受講者に限定して配信する場合が多いのに対し、オンデマンド配信は録画された動画を視聴したい人がサブスクリプション契約をしたり、単品購入をしたりして視聴するのが一般的です。

教育分野で動画配信を活用する方法

教育分野では動画配信をさまざまな方法で活用できます。ここでは、動画配信を教育に生かす代表的な方法を紹介します。

オンライン授業

オンライン授業は、新型コロナウイルス騒動をきっかけに活発に取り入れられるようになりました。動画配信プラットフォームを導入することで、インターネットを通じた授業が可能になります。

オンライン授業ではライブ配信が最もよく用いられています。チャットなどを使用することで講師と受講者の間でリアルタイムのコミュニケーションが取れて、対面授業と同じような形式を整えられるからです。

アーカイブ配信やオンデマンド配信は、いつでも視聴できるメリットがあるため、社会人のスキルアップのための教育現場で活用されています。

予習復習の教材の提供

動画配信を行うことで、予習復習に使用する教材を提供できます。

オンライン授業の内容を録画してアーカイブ配信を行えば、いつでも復習に活用できます。復習用に内容を編集し、要点をまとめておけば短時間で視聴でき、復習への意欲を高められます。

また、予習用の動画としてダイジェスト版の動画をオンデマンド配信で提供し、事前学習を促すのも効果的な方法です。

eラーニングの実施

動画は自己学習を促進し、理解を深めやすいツールであるため、eラーニングに適しています。eラーニングは学校などの教育機関だけでなく、企業の社員教育においても、オンラインでの自己学習の目的で活用されています。eラーニングでは、事前に収録して編集した完パケ動画をオンデマンド配信するのが一般的です。

BtoCとBtoB両市場においてeラーニングの需要は高く、教育サービスの質を向上させたり、新しい教育ビジネスを始めたりする際に有効な手段となります。

教育サービスで動画配信を活用するメリット

動画配信によって教育サービスの質は向上します。ここでは、動画配信を教育現場に導入することで得られるメリットを解説します。

自由な学習スタイルに対応できる

動画配信を活用することで、自由な学習スタイルに対応し、ニーズに合ったサービスを提供できます。視聴者は、場所や時間に関係なく自分のペースで学習できる環境を整えられるからです。

授業の様子をオンデマンド配信すれば、都合の良いタイミングで授業を受けられます。塾や予備校に通うことが時間的に難しい人は、ライブ配信でも対応できます。

企業での研修においては社員が一堂に会する必要がなくなるため、余計なコストをかけずに済むというメリットもあります。

反復学習を促せる

オンデマンド配信やライブ配信のアーカイブ配信を通じて、復習用の教材を提供できます。一度の授業では完全に理解できなかったとしても、動画を繰り返し視聴することで理解を深められます。

欠席しても同じ教育を受けられる

教育において、欠席者へのフォローは重要な課題です。

一般的な教育サービスでは自己都合での欠席は受講者の責任となりますが、欠席者向けの補習授業を提供することで、受講者の満足度を高められます。

企業での教育では、法令順守のために同じ教育を全員に実施しなければならない場合もあります。やむを得ない理由で研修を欠席した従業員に対しては、動画で後日受講させるといった対応が可能です。

動画を活用することで、欠席者も同じ内容の授業を受けられるため、教育の公平性が保たれます。また、欠席者に個別に対応する必要がなくなるため、負担を軽減できるというメリットもあります。

教育サービスの市場が広がる

動画配信を活用することで、教育サービスの対象者を拡大できます。

塾や予備校では、対面授業の場合、通学圏内の生徒のみが顧客となります。一方、動画授業を導入すれば、地理的な制約を受けずに遠方の生徒も取り込むことができます。

また、動画配信プラットフォームを用意し、会員限定で配信することで、新たなビジネスモデルを構築できます。利用者数が伸び悩んでいる教育サービスにとって、市場を開拓できる可能性があります。

コスト削減ができる

動画配信を活用することで、コストを削減できます。例えば、塾や予備校で同じ内容の講義を繰り返し行う場合、講師の人件費がかさみます。授業を録画しオンデマンド配信を行えば、講師は一度だけ講義をすればよいので、人件費を抑えられます。

また、教室を設けずにオンラインで動画授業を提供するサービスでは、教室の賃貸料や維持管理費を削減できます。さらに、企業の研修においても動画を活用することで、毎年同じ内容の研修を効率的に実施できます。

このように動画配信を活用することで、教育サービスの運営方法によっては大幅なコスト削減が可能です。

生徒ごとの進捗を確認できる

教育の現場では、生徒の学習進捗の管理が重要です。動画配信プラットフォームを導入することで、生徒の学習状況を分析し、データに基づいたフォローが可能になります。

オンライン教育では生徒自身が主体的に学習を進めるため、進捗状況を正確に把握し、適切なタイミングでのアドバイスが学習意欲の維持につながります。

企業の社員教育においても同様です。動画配信プラットフォームを活用してeラーニングの受講状況を確認し、未受講者へのリマインドを送ることで教育の完了率を高められます。

教育サービスで動画配信を活用するデメリット

教育サービスで動画配信を導入する際は、いくつかの注意点があります。ここでは、動画配信のデメリットについて解説します。

動画の撮影や制作に時間とコストがかかる

動画配信のデメリットは、撮影と編集に時間とコストがかかることです。特にオンデマンド配信では、図やテロップ、アニメーションなどを制作する必要があります。ライブ配信でも、機材の準備やテストに時間を要します。

動画配信を導入する際は、費用対効果を考慮したビジネスモデルの検討が重要です。ただ、教育分野では動画を教材として幅広く活用できるため、投資に見合った収益を得られる可能性があります。

一方的な教育になりやすい

動画配信による教育は、対面式と比べて一方的になりがちです。学習者が受け身になり、知識の定着が不十分になる可能性があります。

ライブ配信ではチャットや質問機能を活用し、講師とのコミュニケーションの促進が重要です。オンデマンド配信でも、質問フォームやメールでのやり取りを可能にすることで双方向性を確保できます。

また、単なる講義ではなく、討論など学習者が主体的に参加できる要素を取り入れるアクティブラーニングの導入も効果的です。さらに動画の内容を補完する資料や、練習問題を提供することで理解度を高められます。

動画の二次利用の対策が求められる

教育サービスで動画配信を行う際は、教材となる動画が二次利用されるリスクがあります。二次利用とは、授業動画がダウンロードされ、他の学校や塾の教材として無断で使用されたり、個人のブログやSNSで動画のリンクが共有され、不特定多数の人からアクセスされたりすることを指します。

教育ビジネスにおいて、二次利用が発生すると利益が損なわれるため対策が不可欠です。具体的には、動画のダウンロード制限、視聴者の登録制、パスワードやIPアドレスによるアクセス制限などの措置を講じる必要があります。

セキュリティ機能が充実した動画配信プラットフォームの選択が有効な対策になります。

教育の動画配信ならULIZAがおすすめ

教育業界で動画配信を活用する際は、「ULIZA」がおすすめです。

ULIZAは、ビジネスでの利用に有用な機能を幅広く備えた動画配信プラットフォームで、ライブ配信や見逃し配信などに対応しています。

塾や予備校でオンライン授業を行う場合、ULIZAのライブ配信で双方向のコミュニケーションが可能です。講師と利用者がリアルタイムにチャットでやり取りできるため、教育効果を高められます。

オンラインで実施した授業をアーカイブし、予習復習の教材としてオンデマンド配信もできます。動画配信用のサイトも、テンプレートを使ってカスタマイズできる機能が用意されています。

予習復習の教材やeラーニングなどの教育コンテンツを配信・販売する際は、利用者制限を設ける必要がありますが、ULIZAならその点も安心です。

ULIZAでは、動画配信の際に受講者ごとに独自のユニークURLを生成したり、パスワード認証を設定したりすることで、特定の人だけが視聴できるシステムを簡単に整えられます。

ULIZAは、規模に関係なく対応できる会員管理機能や、細かく分析できるアナリティクス機能が標準で搭載されている動画配信プラットフォームです。個人経営の塾や大手予備校での教育サービスはもちろん、企業での社内教育においても限定配信しやすい簡便なサービスなので、ぜひ導入を検討してみてください。

まとめ

教育業界では、デジタル教育コンテンツの市場が拡大しています。教育に動画配信を導入し、積極的に運用することで、競争力のある教育サービスの提供や効果的な社員教育を実現できます。

教育サービスや社員教育における動画配信では、セキュリティ対策が重要な要素となります。特定のユーザーのみが視聴できるインフラを整備することで、信頼性の高いビジネスサービスを提供できます。

動画配信は、教育の質とサービスの安定性を両立できる手法です。双方向コミュニケーションを活用したオンライン授業や、授業の予習復習用コンテンツの提供、eラーニングの実施など、さまざまな場面で活用できます。

ULIZAは、多様な形式の教育現場に対応可能な動画配信プラットフォームとして教育現場で活躍してくれること間違いなしです。

ULIZAは、東京通信大学のオンライン動画授業に使われています。利用者の声として学部長さまにインタビューさせてもらった記事がこちらです。

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この記事の監修者: 動画総合研究所 編集部

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