2024.10.17
YouTubeライブ配信ってどうやるの?やり方や注意点、コツを詳しく解説【ゲーム実況・実写配信】
YouTubeでライブ配信を始めてみたいけれど、なにから手をつけて良いのか分からないという悩みを抱えていませんか。
この記事ではそんな人に向けて、YouTubeでのライブ配信の基本的なやり方から、成功させるためのポイント、YouTubeでライブ配信を行うデメリットまで詳しく解説。
さらにデメリットを踏まえて、YouTubeのライブ配信以外で使える代替案も紹介します。
視聴者とのリアルタイムの交流を楽しむために、さっそくライブ配信を始めてみましょう。
目次
YouTubeのライブ配信とは?
YouTubeのライブ配信は、YouTube上で自分のコンテンツをリアルタイム発信しながら、視聴者とコミュニケーションを取ることができる機能です。
配信中、視聴者はコンテンツに対してコメントや質問を投げかけ、配信者はそこにリアルタイムで反応できます。
またライブ配信では「リマインダー」機能を利用して、視聴者に配信開始を通知できるため、配信の見逃しを防ぎやすくなります。
リアルタイムで視聴者と交流!
YouTubeのライブ配信では、視聴者とのリアルタイムな交流が可能です。
視聴者はチャット機能を使ってコメントを送り、配信者はコメントにその場で返答できます。
また「スーパーチャット」と呼ばれる投げ銭機能を使えば、視聴者から支援を受けることも可能です。
この機能は、特に配信者と視聴者の絆を深め、配信者の意欲を高めるための重要なツールです。
アーカイブ動画を残すことも可能
YouTubeのライブ配信では、配信した動画を終了後にアーカイブとして保存し、後から視聴できるようにすることが可能です。
そのためリアルタイムで視聴できなかった人も、後で動画を見返すことができます。
さらにアーカイブされた動画には配信中のチャットも一緒に表示されるため、その場の会話の流れを追体験することも可能です。
また通常の動画と同様に、コメント機能を使って視聴者が意見を述べたり、配信者と交流を続けることもできます。
YouTubeでライブ配信を始める前に
YouTubeでライブ配信を始めるには、いくつかの準備が必要です。
まずは、初めてライブ配信を行うために必要な基本的な設定と条件を把握しておきましょう。
①Googleアカウントを作成する
YouTubeでライブ配信を行うには、まずGoogleアカウントが必要となります。
すでに普段使用しているGoogleアカウントがあればそれを利用できますが、できれば配信専用のアカウントを作成することをおすすめします。
専用アカウントを使うことで、プライベートのアカウントと分けて管理でき、ライブ配信に集中する環境を整えやすくなるためです。
アカウント作成は簡単で、Googleの公式サイトから無料で行えます。
②YouTubeチャンネルを開設する
Googleアカウントを作成したら、次はYouTubeチャンネルの開設へ進みましょう。
YouTubeにログイン後、「チャンネルを作成」のオプションを選び、画面の指示に従って必要な情報を入力すれば、すぐにチャンネルが開設できます。
特に重要なのは、ライブ配信を有効にする設定です。
YouTubeの設定ページでライブ配信機能をオンにする必要があり、この承認には24時間ほどかかる場合があるので、配信を予定している日より前に設定を済ませておくことが大切です。
またスマートフォンでライブ配信を行うためには、チャンネル登録者数が50人以上であることが条件となっています。
登録者数がまだ少ない場合、まずは動画の投稿やSNSでのプロモーションを行って、登録者を増やすことを考えましょう。
YouTubeでライブ配信するやり方【実写配信】
YouTubeで実写のライブ配信を始める際には、事前にしっかりと準備を整えることが重要です。
まずは必要な撮影機材や配信環境を準備しましょう。
実写配信では、配信者の姿をリアルタイムで届けるため、映像のクオリティや音声のクリアさが配信のクオリティを左右します。
画質が悪かったり音声が聞き取りにくかったりすると、視聴者の満足度が低下するため、カメラやマイク、照明といった機材を的確に選ぶことが大切です。
またYouTubeでのライブ配信には、配信の設定やサムネイルの作成、タイトルの設定なども含まれます。
視聴者が配信に興味を持つような工夫を取り入れ、事前にテスト配信を行うことで、配信当日にトラブルを防ぐことができます。
実写配信は、視聴者と直接顔を合わせるような臨場感があるため、コミュニケーションを円滑にするための準備も欠かせません。
①撮影機材を用意する
実写配信では、視聴者にクオリティの高い映像と音声を届けるための撮影機材が不可欠です。
まずはWebカメラを準備しましょう。
PCの標準的な内蔵カメラでは画質が劣る場合があるため、できるだけ高画質の外付けカメラを使用することが推奨されます。
次に音質を向上させるために、マイクも重要です。
特にワイヤレスマイクやUSBマイクを使用すると、クリアな音声が届けられます。
照明も忘れずに用意しましょう。
自然光が少ない場所で配信する場合や顔を明るく見せたい場合には、リングライトやソフトボックスを活用するのがおすすめです。
さらに背景が整っていない場合には、グリーンスクリーンを使って背景を変更することもできます。
これらの機材を揃えておくことで、視聴者にとって見やすく、聞きやすい配信を実現できます。
②PCやモバイルからライブ配信
YouTubeで実写のライブ配信を行う際は、PCやモバイルデバイスを使うことで手軽に配信をスタートできます。
まずYouTubeにログインし、右上にある「作成」ボタンをクリックして「ライブ配信を開始」を選択します。
ここでサムネイルの設定や配信タイトルの入力を行い、視聴者に伝わる魅力的な情報を記載しましょう。
次にあらかじめ、収益化の設定やチャット設定も確認しておくことがおすすめです。
特に収益化を目指す場合は、スーパーチャットの有効化を検討します。
また配信内容に合わせて、視聴者がチャットに参加できるか否かを設定し、双方向のコミュニケーションが楽しめる環境を整えるのも欠かせません。
PCからのライブ配信は比較的安定した環境で行えますが、モバイルから配信する場合はWi-Fiに接続して、データ通信量を節約しながら撮影するのが良いでしょう。
③アーカイブを確認する
YouTubeのライブ配信は、配信終了後に自動的にアーカイブされ、視聴者が後からでも配信内容を視聴できるようになります。
12時間未満の配信であれば、すべて自動的にアーカイブ動画として保存される仕組みです。
もし不安があれば、アーカイブを確認して配信がどんな内容だったか、アーカイブを公開したままでよいか判断しましょう。
アーカイブ動画ではライブ配信中に行われたチャットも一緒に表示されるので、視聴者はその場の会話の流れを追体験できます。
また配信者はアーカイブ動画に対して新たにコメントをもらうこともでき、動画の反響を確認したり改善点を次に活かしたりと、視聴者とのコミュニケーションを続けられます。
YouTubeでライブ配信するやり方【ゲーム実況】
ライブ配信でゲーム実況を行うためには、まず配信の環境を整えることが必要不可欠です。
ゲーム実況はプレイの様子をリアルタイムで視聴者に届けるため、実写配信以上に、滞りなく配信できるハードウェアやソフトウェアの準備が大切になります。
ゲーム実況はその場の展開や視聴者とのリアルタイムのやり取りが楽しめるため、配信者としての魅力を十分に発揮することができるのが特徴です。
①撮影機材を用意する
ゲーム実況でのライブ配信を成功させるためには、必要十分な機材を揃えることが欠かせません。
まずはゲームをプレイするハード(PC、Switch、PSなど)に加えて、配信用のPCが必要となります。
配信用PCには高い処理能力が求められ、特にゲームのプレイと配信を同時に行う場合、CPUやメモリのスペックが重要です。
またキャプチャーボードは、ゲーム機からの映像をPCに取り込むための必須アイテムです。
配信ソフトも準備が必要で、OBS(Open Broadcaster Software)などの無料ソフトを使えば、映像と音声を同時に配信できます。
さらに配信の音質を良くするためには、マイクも重要な機材です。
PC内蔵のマイクではなく、専用のUSBマイクやスタンドマイクを使用することで、クリアな音声を視聴者に届けられます。
Wi-Fiの速度や安定性も配信のクオリティに大きく影響するため、可能であれば有線接続を使うようにしましょう。
②配信できる環境を整える
撮影機材を用意したら、次はゲーム実況を配信できる環境を整えましょう。
まずはゲームをプレイするハード(PC、コンソール機器)と、配信用のPCを接続します。
キャプチャーボードを使ってゲーム機からの映像を配信用PCに取り込めば、OBSなどの配信ソフトを通じてYouTubeに配信することが可能です。
キャプチャーボードは、HDMIケーブルを使用してゲーム機と接続し、映像や音声をPCに伝える役割を果たします。
次に配信用PCでは、配信ソフト(例:OBS)の設定を行います。
映像の解像度やビットレートなどの配信設定は、視聴者にとって快適な視聴体験を実現するために重要です。
ここではPCスペックやインターネット接続の速度に応じて、設定を最適化する必要があります。
また、ライブ配信中に視聴者とスムーズにコミュニケーションを取るために、チャット機能の活用や、コメントにリアルタイムで対応できる環境も整えておきましょう。
③配信ソフトを使ってライブ配信
いざゲーム実況のライブ配信を行う時は、配信ソフトを使ってYouTubeと接続し、配信を開始します。
もっともよく使用される配信ソフトの1つが、OBS(Open Broadcaster Software)です。
OBSは無料で利用でき、初心者にも扱いやすいインターフェースが特徴です。
まずOBSをインストールしたら、YouTubeの「ライブ配信を開始」から配信キーを取得します。
OBSの設定にそのキーを入力して、YouTubeとの連携は完了です。
OBSではゲーム画面やカメラ映像、音声を設定し、ライブ配信のプレビューを確認しながら調整できます。
またYouTube側での設定としては、サムネイルや配信タイトルを事前に決めておき、視聴者に配信の内容をわかりやすく伝えることが重要です。
配信が始まったら、チャット欄を見ながら楽しんでゲーム実況を行いましょう。
④アーカイブを確認する
YouTubeでゲーム実況のライブ配信を行った後、その配信は12時間未満であれば自動的にアーカイブ動画として投稿されます。
配信が終了しても、視聴者はアーカイブ動画を通して、いつでも配信内容を確認できます。
またアーカイブ動画には、配信中に行われたチャットも表示されるため、視聴者はリアルタイムのやり取りを後から追体験できます。
この機能を活用することで、ライブ配信を見逃した人にもコンテンツを届けることができ、長期的に視聴時間を増やすチャンスが広がります。
また配信者としても、過去の配信を見直すことで、次回の配信への改善点やアイデアを得ることができるでしょう。
YouTubeでライブ配信するときのコツ
YouTubeでのライブ配信を成功させるためには、いくつかのコツを押さえることが重要です。
視聴者とのコミュニケーションを意識し、コメントに素早く反応することで、視聴者との距離を縮められます。
また配信の前にテーマやスケジュールを決め、配信をどんな雰囲気にするか明確にすることも大切です。
さらに安定したインターネット接続と正確な配信設定を確認し、技術的なトラブルを防ぐことも意識しましょう。
ライブ配信中は、自分のペースで進めながらも、視聴者が楽しめるような工夫を取り入れることで、より良い視聴体験を提供できます。
①必ず接続テストとリハーサルを行う
ライブ配信をスムーズに進行するためには、事前に接続テストとリハーサルを行うことが欠かせません。
配信機器やソフトウェアの設定に問題がないか確認することで、当日のトラブルを防ぐことができます。
特にインターネット接続は安定しているか、映像や音声がクリアに配信されているかをしっかりとチェックしましょう。
またリハーサルを通じて配信の流れを確認し、予想外の問題に対処できるよう備えることも大切です。
②個人情報や想定外の通知に注意する
ゲーム実況のライブ配信では、たびたび個人情報が誤って画面に映り込んだり、想定外の通知が表示されたりする事象が発生します。
これを防ぐためには、あらかじめ対策を講じることが重要です。
まずは配信中に不要な通知が表示されないように、スマートフォンやPCの通知設定をオフにしておきましょう。
特にメールやメッセージアプリからの通知は、個人情報が含まれている場合も多いため、徹底的なチェックが必要です。
またデスクトップ画面を共有する際には、プライベートなファイルやフォルダが表示されないように整理し、配信中の事故を防ぎましょう。
③チャットを管理して治安を保つ
ライブ配信中に視聴者とリアルタイムでコミュニケーションを取るためには、チャット機能が重要ですが、無秩序なコメントやスパムが発生することもあります。
そこで配信者はチャットを管理して、配信の治安を保つことが必要です。
YouTubeではモデレーター機能を活用することができ、信頼できるユーザーをモデレーターとして任命すれば、チャットの監視や不適切なコメントの削除などを行ってもらえます。
またメンバー限定のチャット機能を使うことで、特定の視聴者だけがコメントできるように制限することも可能です。
④事前告知を行なう
ライブ配信の成功には、事前告知が欠かせません。
視聴者に配信日時や内容を知らせることで、多くの人に視聴してもらうための準備が整います。
YouTubeのコミュニティタブやSNSを活用して、事前にライブ配信のスケジュールを共有しましょう。
特に配信開始の数日前から告知を行うと、視聴者の予定に組み込まれる可能性が高まります。
さらに配信内容についても具体的に紹介し、視聴者の興味を引くことが大切です。
またリマインダーを設定できる機能を利用すれば、視聴者は配信開始前に通知を受け取ることができ、見逃すことを防げます。
YouTubeでのライブ配信にはデメリットも?
YouTubeのライブ配信には多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。
例えばリアルタイムでの配信は、単なる動画投稿に比べて予期せぬトラブルが起こるリスクが高くなるでしょう。
また配信環境のインターネット接続が不安定だと、視聴者に不快感を与える可能性もあります。
さらに視聴者からのコメントに適切に対応しなければ、トラブルが発生することもあるかもしれません。
YouTubeのライブ配信をする時には、これらのリスクを理解し、あらかじめ対策することが重要です。
①ライブ配信がそのまま公開される
YouTubeのライブ配信では、リアルタイムでの放送がそのまま公開されるため、編集の余地が限られています。
そのため生放送中に予期しない発言や映像が含まれると、そのまま視聴者に届けられる可能性が高まるでしょう。
ただし公開後にアーカイブを編集して、カットやモザイク処理を行うことは可能です。
プライバシー保護やトラブル防止のため、後からの編集機能を上手く活用して、コンテンツの品質を保つことが大切です。
②YouTubeの不具合や配信環境に左右される
YouTubeでのライブ配信は、配信者のインターネット接続やYouTube側のシステムに大きく依存します。
もし配信中にインターネット接続が不安定になった場合、映像や音声が途切れる、視聴者が離脱するなどのトラブルが発生するかもしれません。
またYouTube自体の不具合が発生した場合、配信を続けることができなくなる場合もあります。
これらのリスクを回避するためには、安定したインターネット環境を用意することや、バックアッププランを準備しておくことが重要です。
③視聴者からの投げ銭から手数料がとられる
YouTubeのライブ配信中は視聴者から投げ銭(スーパーチャット)を受け取ることができますが、その際にYouTube側に支払う手数料が発生します。
具体的には、スーパーチャットによる収益の約30%が手数料としてYouTubeに差し引かれる仕組みです。
このため、全額が配信者に渡るわけではなく、実際の収益が減少することになります。
その他のプラットフォームを検討することも、収益を最大化させるための1つの方法です。
ファンとより関係値を築くならPLAY VIDEO STORESで
YouTubeだけではなく、より密接なファンとの関係を築きたいと考えている配信者には、PLAY VIDEO STORESの利用がおすすめです。
このプラットフォームでは、配信者がより直接的にファンとの交流を深め、手数料の負担も軽減される仕組みが整っています。
さらに独自のコンテンツ管理が可能で、より自由な配信スタイルを実現できるのが大きなメリットです。
ファンとの強い絆を築きたい配信者に、最適な選択肢といえるでしょう。
また予期せぬトラブルを防ぐための接続テストやリハーサルを行うことで、視聴者にストレスを感じさせず、スムーズな配信を実現できます。本記事で紹介したポイントを押さえて、楽しいライブ配信を目指しましょう!
この記事の監修者: 動画総合研究所 編集部
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