2024.12.11

教育・資格系の動画活用について語る(前編)

教育・資格系の動画活用について語る(前編)

昨今では、映画・ドラマなどのエンタメ系の配信以外にも、動画が活用されている場面をよく目にします。写真や文字と比較すると動画はその動きにより、人の目を惹きやすい、イメージを伝えやすいといったメリットがあると一般的に言われています。

果たして、多くの企業が動画活用を始めているのは、一般的なメリットだけが理由なのでしょうか?

実は、動画には分野ごとに得意とする活用法もあります。今回は教育・資格系の分野について、どんなメリットがあるのか、なぜ動画を活用するのかをご紹介します。

教育・資格系の分野における動画活用の沿革

動画配信が一般的ではなかった1990年代頃、教育・資格系のビジネス・学習スタイルといえば、教室にて対面で授業を行うことが主流でした。生徒にとっては自身の通える距離にある教室しか選ぶことができず、当時の教育は地域差が出やすい面がありました。

その一方で、教室に通うことが難しい、または教室を持つことが難しい地域に住む生徒には、自宅学習用のドリル・ワークブックや通信教育などの、教室を持たないビジネススタイルの授業も行われていました。

インターネットやデバイスの発展による変化

2000年代頃から徐々にインターネットの発展が進み、2003年に光回線サービスが開始されました。その後2010年頃には、動画配信に適したデバイスや環境が整い、以降急速に動画配信を行う企業が増え、その波は教育の分野まで広がりました。

また、2020年から始まった新型コロナウイルス感染拡大に伴い、全国各地の学校が臨時休校となったことは、みなさんも記憶に新しいのではないでしょうか。このコロナ禍で、対面を避けるためのインターネット回線を介したオンライン授業が学校や各教育関係の企業で急速に発展しました。これらの影響もあり、パソコンやタブレットPCをはじめとするICT機器は不可欠なものとなりました。

こうした、教室の有無に縛られることのない、動画配信ならではの利点を生かした新しいビジネス・学習スタイルが発展し、現在に至ります。

動画活用後のビジネススタイルと学習スタイル

今では、個人でのスマートデバイスの所有も増え、授業を提供する企業や学校にとっては、地域差のない授業の提供が可能になります。さらに、多忙なカリスマ講師の授業動画配信などで、競争優位性の維持や向上が可能になります。

生徒にとっては、途中で再生を停止した動画を再度視聴するときに停止した位置から再生できるレジューム再生機能倍速再生チャプター機能による効率的な復習など、動画配信に特有の多くの利便性を享受できます。その他にも、テレビを利用した動画活用例もあります。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

「テレビで動画視聴」が当たり前?(後編)

動画活用によるメリット

ではここで、実際に教育・資格系の分野において動画を活用することによるメリットをまとめてみましょう。

授業を提供する企業や学校側

・時間や場所に制限がない

既存のビジネススタイルと比べて、授業の時間割に合わせて教室へ移動する必要がありません。時間や場所への制限をなくすことで、講師のスケジュール調整が柔軟になることや、感染症のリスクを考えずに授業をすることができるなどの利点があります。また、一度動画コンテンツを制作すれば、何度も同じ授業を行う必要がありません。

・ボーダーレスな授業を提供できる

対面式の授業ではどうしても場所に縛られてしまいがちですが、インターネットを介することで、全世界ほとんどの地域に授業の提供が可能になります。

・授業内容の質を統一できる

一つの動画コンテンツを共有することで、教室による授業内容の差を解消し統一できます。

・細かいニュアンスが伝えやすい

対面式の授業と同じように講師の表情や動作も確認できるため、教科書・参考書で解説するよりも、より細かなニュアンスを伝えることができます。

授業を受ける生徒側

・時間や場所に制限がない

授業を提供する企業や学校側と同じように、既存のビジネススタイルと比べて時間割や教室に制限がないため、自身のスケジュールに合わせて好きな場所で学習できます。

・使い慣れたデバイスを利用して学習できる

自身のパソコン・スマートフォンといった普段から使い慣れているデバイスで授業を受けられるため、教材管理の簡易化にも繋がります。

・自身のペースで学習できる

授業で分からない箇所があれば納得するまで授業を見返すことができ、さらには学習環境も選べるため、自身のペースでじっくりと学習ができます。

・授業内容の質が統一される

インターネットを介することで遠方の講師の授業でも受けることが可能になり、また授業内容も統一されるため、生徒全員が同じ授業を受けることができます。

・記憶に残りやすく理解がしやすい

ただ、教科書・参考書で学習するよりも視覚・聴覚で授業を受けることにより、より記憶に残りやすく理解がしやすくなります。

身近になった動画配信の活用方法とは

ここまで、教育・資格系の分野において、動画活用に至るまでの経緯やどのようなメリットを享受できるかをお伝えしました。

インターネットやデバイスの発展により動画配信は大きな変化を遂げ、今では私たちのライフスタイルに身近に寄り添い、なくてはならないものであると言っても過言ではありません。とはいえ、動画配信を検討する方にとってはどのような活用方法があるのか、既に動画配信をしている方にとっては適切に活用できているか、なかなか分かりづらいかもしれません。

動画配信プラットフォームULIZAでの活用事例はこちらからご確認ください。

お客様の声 | 動画配信プラットフォーム「ULIZA」

後編では、デメリットとその解消方法も含めて、動画配信の機能まで踏み込んだより具体的な活用方法についてご紹介します。ぜひそちらも併せてご覧ください。

▼後編はこちら

教育・資格系の動画活用について語る(後編)

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この記事の監修者: 動画総合研究所 編集部

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