2024.12.11
スポーツの動画配信におすすめのプラットフォーム4選|マネタイズ方法も解説
「スポーツの動画配信をしたいが、どのプラットフォームを選べばよいか分からない…」「スポーツの動画配信であらたな収益の柱を作りたい」とお悩みではありませんか?
本記事では、スポーツの動画配信に特化したおすすめのプラットフォームを4つ厳選してご紹介し、それぞれの特徴や収益化の方法も詳しく解説します。
配信するスポーツにあったプラットフォームが知りたい、配信で新たな収益を生み出したい企業や団体の方はぜひ最後までご覧ください。
スポーツの動画配信におすすめのプラットフォーム4選
スポーツ動画を配信したい企業や団体にとって、ニーズに合ったプラットフォームの選定は視聴者の満足度や収益化に大きく影響します。
本項では、スポーツコンテンツ配信に特化したおすすめのプラットフォームを厳選して紹介し、それぞれの特徴を解説します。
ULIZA
ULIZAは、日本国内で開発されたクラウド型動画配信システムです。
オンデマンド配信、ライブ配信、疑似ライブ配信など多様な配信方式に対応しています。
・多様な配信方式:オンデマンド、ライブ、疑似ライブ配信に対応し、用途に応じた柔軟な配信が可能。
・高いセキュリティ:クローズドな配信を実現するための各種セキュリティ機能を搭載。
・大規模配信対応:同時視聴10万人超のライブ配信に対応する安定性とスケーラビリティを備える。
・カスタマイズ性:デザインや機能を自在にカスタマイズ可能で、自社ブランドに合わせた配信サイトの構築が可能。
・国内サポート:経験豊富な国内スタッフによる導入から運用までの手厚いサポートがある。
リアルタイム配信もできるので、ユーザーはリアルタイムで試合を観戦できます。
機能 | 説明 |
オンデマンド配信 | 収録済み動画の配信が可能。 |
ライブ配信 | リアルタイムでの動画配信に対応。 |
疑似ライブ配信 | 事前収録した動画をライブ配信のように配信。 |
セキュリティ機能 | 配信ドメイン制限、ユニークURL発行、同時視聴数制限、ID/PWによるアクセス制御などを搭載。 |
デザインカスタマイズ | 配信サイトやプレイヤーのデザインを自在にカスタマイズ可能。 |
分析機能 | 視聴ログや統計レポートの取得が可能。 |
導入事例
・チケットぴあ:ライブストリームサービスにULIZAを導入し、安定した大規模配信を実現。
・東京通信大学:教育分野でのオンライン授業配信に利用。
・大手企業の社内研修:セキュリティを重視した社内研修の動画配信に利用。
ULIZAは、多様な配信ニーズに対応し、高いセキュリティと安定性を備えた動画配信プラットフォームとして、多くの企業や教育機関で採用されています。
PLAY VIDEO STORES
PLAY VIDEO STORESは、自社ブランドの動画配信サイトを簡単に構築できる動画配信・販売プラットフォームです。
スポーツコンテンツにおいても、配信・販売・分析を一元的に行えます。
・豊富な開発実績:HuluやTVerなどの開発経験を活かし、動画販売に必要な機能をパッケージ化。
・アナリティクス機能:会員情報や動画の再生回数、売上の推移をダッシュボードで可視化し、顧客情報を利用したマーケティングが可能。
・最新技術への対応:毎月機能改善や新機能のリリースを行い、最新OSにも素早く対応。
・高いセキュリティ:HLS+AES128の暗号化に加え、DRMの導入も可能で安全な配信を実現。
・多様な販売モデル:レンタル、PPV、月額販売など、コンテンツ特性に合わせた柔軟な販売方法を有する。
PLAY VIDEO STORESは、1本単位から複数動画のセット販売も可能なので、シーズンごとのセット販売や名場面集といったカテゴリでの動画販売も可能です。
機能 | 説明 |
オリジナルサイト作成 | 専門知識不要で、素材を入稿するだけで自社ブランドオリジナルの動画配信サイトを構築可能。 |
レンタル・PPV販売 | 1本単位から複数動画のセット販売、PPVチケット販売にも対応。 |
月額販売 | 定額制のサブスクリプションモデルでの動画配信が可能。 |
ライブ配信 | 制作した動画の配信に加え、サイト内でのライブ配信も実施可能。 |
レポーティング | 売上、視聴状況、会員情報をレポートし、マーケティングに利用可能。 |
決済方法 | クレジットカード、PayPay、キャリア決済など多様な決済手段に対応。 |
導入事例
・南海放送株式会社:新たな収益モデルとして、独自の動画配信プラットフォームを構築。
・湘南国際アカデミー:授業動画の販売において、ユーザーの利便性向上とセット販売の実現を達成。
・株式会社ティップネス:オンラインレッスンにより、顧客満足度の向上と新たな収益源を確立。
PLAY VIDEO STORESは、スポーツを含むさまざまな分野での動画配信ニーズに対応し、収益化を支援するプラットフォームとして、多くの企業に採用されています。
DAZN
DAZN(ダゾーン)は、世界最大級のスポーツストリーミングサービスであり、サッカー、野球、F1、テニスなど多種多様なスポーツをリアルタイムで視聴できることが魅力です。
・豊富なコンテンツ:国内外の主要スポーツリーグや大会をカバーし、スポーツファンにとって欠かせない存在となりつつあります。
・高い利便性:マルチデバイス対応により、いつでもどこでもスポーツ観戦が可能。
・オリジナルコンテンツ:独自のドキュメンタリーや特集番組を配信し、他では見られないコンテンツを楽しめます。
・柔軟な視聴プラン:月額制ですべてのコンテンツが見放題となり、コストパフォーマンスに優れています。
DAZNはスポーツ動画配信に特化しているので、スポーツが好きなターゲット層に直接届けられるのがポイントです。
機能 | 説明 |
ライブ配信 | 多種多様なスポーツの試合をリアルタイムで視聴可能。 |
見逃し配信 | ライブ配信後の試合をオンデマンドで視聴可能。 |
マルチデバイス対応 | スマートフォン、タブレット、スマートTV、ゲーム機など、さまざまなデバイスで視聴可能。 |
オリジナルコンテンツ | 独自のドキュメンタリーや特集番組を配信。 |
マルチスポーツ対応 | サッカー、野球、F1、テニスなど、多種多様なスポーツを配信。 |
導入事例
・UNICORNとの連携:UNICORN株式会社は、DAZN内の広告枠にてプログラマティック取引での連携を開始し、広告主や広告代理店がDAZNのプレミアムな動画広告枠を利用できるようになりました。
DAZNは、多様なスポーツコンテンツと高い利便性を兼ね備えたプラットフォームとして、スポーツファンや広告主から高い評価を得ています。
J SPORTSオンデマンド
J SPORTSオンデマンドは、日本最大級のスポーツ専門チャンネル「J SPORTS」の番組をPCやスマホ、タブレットなどで配信できる動画配信サービスです。
野球、ラグビー、サイクルロードレース、モータースポーツなど、多彩なスポーツコンテンツがライブおよびオンデマンドで配信されています。
・豊富なコンテンツ:国内外の主要スポーツをカバーし、多彩なジャンルの試合や番組を配信。
・専門性の高い解説:各スポーツに精通した解説者による詳しい解説で、視聴者の理解を深める。
・独自の番組制作:オリジナルの特集番組やドキュメンタリーを制作し、他では見られないコンテンツを配信。
J SPORTSオンデマンドでは、特集番組も配信しているので、新たな層へのアプローチも可能です。
機能 | 説明 |
ライブ配信 | 各種スポーツの試合をリアルタイムで視聴可能。 |
見逃し配信 | 過去の試合や特集番組をオンデマンドで配信。 |
マルチデバイス対応 | PC、スマートフォン、タブレットなど、さまざまなデバイスで視聴可能。 |
高画質配信 | 高品質な映像で臨場感あふれる視聴体験が可能。 |
導入事例
横浜DeNAベイスターズ:2021年、横浜DeNAベイスターズのホームゲーム約70試合の配信を行い、LiveUのマルチカメラ・リモートプロダクションソリューションを採用しました。
マルチカメラ・リモートプロダクションソリューションにより、リモートでの高品質な映像制作が可能となり、視聴者のより豊かな視聴体験へとつなげました。
またUltraImpressionとの提携により、オンデマンド配信に広告を挿入し収益化を図る取り組みも行われています。
以上の取り組みにより、J SPORTSオンデマンドは高品質なスポーツコンテンツの配信と収益化の両立を実現しています。
スポーツの動画配信を行うメリット
スポーツ動画の配信は、視聴者に臨場感ある体験を与え、ファン層の拡大や収益化の手段として注目されています。
本項では、スポーツ動画の配信がもたらす具体的なメリットについて解説します。
認知度の拡大
動画配信は、地理的な制約を超えてスポーツイベントを視聴者に届けられるため、新規ユーザーの獲得が期待できます。
インターネット経由での視聴が可能なため、これまであまり関心のなかった層や地方・海外のユーザーもアクセス可能です。
さらに、ソーシャルメディアや他のデジタルプラットフォームと連携することで拡散力が高まり、スポーツ自体の認知度向上にもつながります。
また、スポーツチームやイベントのブランディングにも貢献し、スポンサーの露出機会を増やすことで広告収益の増加も見込めるでしょう。
認知度が拡大することにより、ファン層の拡大や長期的なファンの確保にもつながるため、スポーツビジネス全体の発展に貢献する手段として注目されています。
新たなマネタイズが可能
動画配信によって、スポーツコンテンツはさまざまな形でマネタイズが可能です。
例えば、試合のアーカイブ動画を単品販売やサブスクリプション形式で販売する方法があります。
視聴者は特定の試合やシーズン全体をアーカイブで手軽に視聴できるため、スポーツファンにとっても利便性が高く、チームや主催者側にとっては収益源の拡充につながります。
さらに、広告付きの無料配信を行うことで視聴者が増加し、スポンサー収益も見込めるのが利点です。
例えば、オンライン配信プラットフォームを通じて試合のライブ配信やアーカイブ動画を配信し、広告や定額課金で安定した収益を確保できます。
新しい収益モデルは、特に地方のチームやイベント主催者にとって経済的なメリットが大きいでしょう。
収益が社会情勢に影響されない
スポーツ動画の配信は、新型コロナウイルスの影響で無観客試合が増え、スタジアム収益が減少する一方で、ライブ配信やアーカイブ動画の販売が収益源となり、安定的な収入を確保する手段として注目されました。
動画配信は観客が会場に来られない状況でも収益化が可能なため、社会情勢に左右されにくい強みを持っています。
kingsresearchによると、グローバルなスポーツオンラインライブビデオストリーミング市場は2023年から2030年にかけて22.66%のCAGRで成長し、2030年までに1,339億8,000万米ドルに達すると予測されています。
出典:スポーツオンラインライブビデオストリーミング市場規模、シェア、成長および業界分析|kingsresearch
市場規模の拡大が続くことで、動画配信がスポーツ業界にとって持続可能なビジネスモデルとして確立されることが期待されています。
動画配信サービスを導入した企業の実例
動画配信サービスの導入は、多くの企業にとって新たな収益源や顧客体験向上の手段として注目されています。
本記事では、実際に動画配信を導入し、成功を収めている企業の事例を紹介します。
株式会社熊本放送
株式会社熊本放送(RKK)は、動画配信プラットフォーム「ULIZA」を利用して、地域に密着した情報発信を強化しています。
RKKは、視聴者が地域ニュースや特集番組をオンデマンドで見られる環境を整え、特に災害情報やイベント情報の発信において効果を上げています。
重要な地域情報をタイムリーに配信することで、視聴者満足度の向上だけでなく、地域社会の安全・安心にも貢献しています。
さらにRKKは、「ULIZA」の高いセキュリティ機能とマルチデバイス対応の柔軟さを活かして、幅広い年齢層の視聴者にも対応しています。
ULIZAを利用することで、テレビだけでは届けられない視聴者層にもリーチし、地域に根ざしたコンテンツをさらに多くの人に届けることが可能になりました。
PIVOT株式会社
PIVOT株式会社は、ビジネス映像メディア「PIVOT」を運営し、動画配信プラットフォーム「ULIZA」を導入しています。
同社は、活字から動画への移行を見据え、ビジネス分野での情報発信を強化するためにULIZAの採用を決定しました。
ULIZAの導入により、ユーザーの通信容量の問題を解決し、スムーズな動画配信を実現しています。
またYouTubeやTikTokなどのプラットフォームも利用し、多様な配信方法でコンテンツの拡散を図っています。
コンテンツを拡散することにより、タイアップ広告の売上が初年度で2億円を突破するなど、収益面でも大きな成果を上げています。
株式会社ティップネス
株式会社ティップネスは、フィットネスクラブ運営の一環として動画配信プラットフォーム「PLAY VIDEO STORES」を導入しました。
ティップネスは、新型コロナウイルス感染症の影響で会員がジムに通いにくくなったときに、オンラインでのフィットネスレッスンを配信することで、会員とのつながりを保ちつつ運動習慣の継続を支援する新たなサービスを展開しました。
オンラインでのフィットネスレッスンを通じて、ティップネスの会員は自宅からもレッスンが受講可能となり、遠隔地に住むユーザーや忙しい社会人でも利用しやすくなりました。
また録画されたレッスンをいつでも視聴できるため、利用者は自分のスケジュールに合わせてトレーニングできるという利点もあります。
オンラインでの取り組みにより、ティップネスは既存の店舗利用者に加え、新たなオンライン顧客層も開拓し、収益増加につなげています。
まとめ
この記事では、スポーツ動画配信におすすめのプラットフォームを4つ紹介し、それぞれの特徴やマネタイズの方法について解説しました。
配信の目的や対象ユーザーに応じたプラットフォームを選び、さらに広告やサブスクリプションなどで収益化を図ることが重要です。
各プラットフォームには独自の機能や強みがあり、ライブ配信やアーカイブ動画販売など、多様な収益化手法が選べます。
自社にぴったりなプラットフォームを見極めることで視聴者を拡大し、安定した収益源を確保しましょう。
この記事の監修者: 動画総合研究所 編集部
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