2025.06.30
アーカイブ配信が企業に注目されている理由とは?具体的な活用方法を徹底解説!

近年、動画を活用した企業の情報発信や社内コミュニケーションが急速に加速しています。
中でも注目されているのが、アーカイブ配信です。
ライブ配信とは違い、決まった時間に視聴する必要がないアーカイブ配信は、視聴者が自分の都合に合わせて何度でもコンテンツを見られるため、社内研修や顧客への情報提供、さらには営業支援コンテンツとして活躍してくれます。
この記事を見ている方の中にも、アーカイブ配信に興味を持っている方がたくさんいるでしょう。
そこで今回は、アーカイブ配信が注目されている理由や具体的な活用方法、効果を高める運用のコツについて詳しく解説していきます。
目次
アーカイブ配信とは?

アーカイブ配信とは、過去に収録・実施されたライブ配信の映像や、すでに撮影・編集された動画コンテンツを保存し、視聴者が好きなときに再生できるようにする配信形式のことです。
ライブ配信に参加できなかった視聴者に情報を届けられるだけでなく、再視聴や社内共有など、あらゆる目的で活用できます。
YouTubeのような無料プラットフォームでも運用はできますが、視聴制限や会員限定配信、視聴データの取得などを行いたい場合は、専用の動画配信プラットフォームを利用するのがおすすめです。
企業がアーカイブ配信に注目している理由とは?

アーカイブ配信を行う企業が増えている理由は、主に以下3つです。
・オンラインイベントが増加しているから
・コンテンツを資産化できるから
・あらゆるターゲットを取り込めるから
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
オンラインイベントが増加しているから
コロナ渦をきっかけに増加したオンラインイベントですが、現在では「主流」になりつつあります。
ウェビナーや展示会、新製品発表会といったオンラインイベントでは、ライブ配信を活用するケースもありますが、ライブ配信には「リアルタイムで視聴できない層へのリーチが難しい」といったデメリットがあります。
そこで役立つのが、アーカイブ配信です。
アーカイブ配信を活用することにより、イベントに参加できなかった、あるいは動画を閲覧できなかった参加者にリーチできるため、成果を最大化しやすくなります。
コンテンツを資産化できるから
アーカイブ配信のメリットは、作成したコンテンツを繰り返し使えることです。
プラットフォームに動画を投稿しておくだけで、何度も繰り返し再生してもらえるため、1つのコンテンツが資産になります。
実際にアーカイブ配信をうまく活用し、
・顧客への商品説明
・アフターフォロー
・社内研修
といった業務を半自動化している企業も多く存在しています。
ネット上に資産を構築し、業務効率や生産性を高めたいと考えている企業は、ぜひアーカイブ配信を活用してみてください。
あらゆるターゲットを取り込めるから
アーカイブ配信には、時間や場所に縛られないという大きな強みがあります。
ライブ配信では、参加できるユーザーが限られますが、アーカイブ配信を活用することで、各ユーザーが自分の好きなタイミングで視聴できます。
これにより、忙しいビジネスパーソンや海外の顧客、育児中の社員など、これまでリーチが難しかった層にも情報を届けられるようになりました。
【企業向け】アーカイブ配信の活用シーン4選

アーカイブ配信は、単なる「イベントの記録」にとどまらず、さまざまな業務に活用できる汎用性の高い手段です。
ここでは、特にニーズが高い活用シーンを4つに分けて紹介していきます。
社内研修・教育
アーカイブ配信は、社内研修やマニュアル動画にも活用可能です。
これまで対面で行っていた新入社員研修やコンプライアンス教育、業務フローの説明などを動画に置き換え、いつでもどこでも視聴できるようにすることで、教育の標準化や効率化に繋げやすくなります。
また、中途入社の社員や海外拠点にいるスタッフにも同じ内容を提供できるため、時間的あるいは地理的制約の解消にも繋がります。
オンラインセミナー
アーカイブ配信は、オンラインセミナーとの相性が良いです。
リアルタイムで行うセミナーは、参加者の都合によって参加率が左右されがちですが、アーカイブ配信の場合は「今は視聴できない」「あとでゆっくり見たい」という層にもアプローチできます。
また、特定のセッションだけを切り抜いて再編集すれば、SNSやWebサイトといった複数のチャネルで再度活用できるため、成果を最大化しやすくなります。
セミナーのアーカイブ配信につては、下記で詳しく解説しています。
セミナーのアーカイブ配信をするメリットと重要なポイントを解説
展示会・新製品発表会
認知拡大や売上増加を狙う企業にとって、展示会や新製品発表会はとても重要なイベントです。
しかし、リアルイベントの場合は参加できる人数に限りがあるうえ、潜在顧客へのリーチが難しくなります。
そこでアーカイブ配信を活用することで、より多くのユーザーにアプローチできるだけでなく、潜在顧客にもしっかり情報を届けられるため、営業効率を最大化しやすくなります。
顧客向けサポートコンテンツ
顧客満足度を高めるためには、製品の使い方やトラブルへの対処法をわかりやすく説明しなければなりません。
これまでは、文章のマニュアルを製品に同梱するケースが多かったのですが、現在ではマニュアル動画やトラブルシューティング動画などを作成し、アーカイブ動画としてアップする企業が増えています。
そうすることで、顧客対応の効率化を図れるだけでなく、顧客の「自分で解決したい」というニーズを満たせるため、企業イメージの向上や満足度の向上に繋げやすくなります。
アーカイブ配信の効果を高めるコツ4選

企業にとって、アーカイブ配信は非常に効果的ですが、ただ動画をアーカイブ化するだけでは意味がありません。
ユーザーの満足度を高め、企業の目的に沿った成果を得るためには、以下のような工夫が必要です。
・質の高いコンテンツを作成する
・視聴者目線で編集を行う
・プラットフォーム選びを慎重に行う
・許諾や承諾を得る
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
質の高いコンテンツを作成する
アーカイブ配信の効果を高めるためには、クオリティの高い動画を制作することが大切です。
カメラワークや音声、照明などの基本環境はもちろん、構成や話し方も重要になってきます。
特に顧客や取引先向けの動画では、冗長な表現や間延びした進行が「離脱」の原因になりますので注意してください。
視聴者目線で編集を行う
アーカイブ配信は、視聴者にとって「好きなときにゆっくり見るための動画」です。
そのため、視聴者の心理や状況を加味したうえで編集を行う必要があります。
冒頭のアイスブレイクや長い前置きをカットし、見たい情報にすぐアクセスできるようにするだけでも、最後まで見てもらえる可能性が高まります。
その他、
・チャプター分け
・字幕挿入
・図解の追加
といった、視聴者の理解を助ける工夫を取り入れるのもおすすめです。
プラットフォーム選びを慎重に行う
アーカイブ配信を活用するときは、プラットフォーム選びを慎重に行いましょう。
例えば、社内向けの研修動画であれば、アクセス制限やログ管理ができるツールが適しており、マーケティング目的のコンテンツであれば、高度なアクセス解析機能が搭載されたツールが望ましいです。
近年、さまざまな動画配信プラットフォームが登場していますが、それぞれで機能性や特徴が大きく異なるため、自社の目的や活用シーンに合ったサービスを慎重に探していきましょう。
許諾や承諾を得る
動画コンテンツを公開する際は、肖像権や著作権の確認を行うことが大切です。
登壇者の発言内容や顔が移る映像を社外に公開する場合は、事前に同意を得なければなりません。
また、BGMや画像についても、商用利用可能なものを選ぶようにしましょう。
アーカイブ配信の導入ステップ

アーカイブ配信の導入ステップは、以下の通りです。
ステップ1:機材やスタッフを確保する
ステップ2:コンテンツの作成・編集を行う
ステップ3:配信プラットフォームを選定する
ステップ1:機材やスタッフを確保する
アーカイブ配信を導入するためには、動画コンテンツを用意しなければなりません。
まずは、動画の撮影や配信に必要な機材や人材を確保しましょう。
具体的には、
・カメラ
・マイク
・照明
・録画機材
・編集ソフト
などが必要です。
社内で対応が難しい場合は、制作会社をはじめとするプロのサポートを受けるのもおすすめです。
ステップ2:コンテンツの作成・編集を行う
機材やスタッフを確保できたら、いよいよコンテンツの作成に入ります。
視聴者にとって価値のある動画を作るためにも、事前に構成案や台本を作成し、誰に何を伝えたいのかを明確にしてから撮影に臨みましょう。
撮影後は、編集作業に入ります。
不要な部分をカットしたり、字幕や図解、ナレーションを追加したりすることで、より見やすい動画になります。
また、短時間で内容を伝えられるよう、動画の尺を調整したり、複数本に分割したりするのもおすすめです。
ステップ3:配信プラットフォームを選定する
コンテンツの準備が整ったら、使用するプラットフォームを決めます。
先ほども解説したように、動画コンテンツのニーズが増加している昨今では、様々な特徴を持つプラットフォームが登場していますが、それぞれで機能性が大きく異なります。
セキュリティ性や機能性、操作性などあらゆる要素を加味しつつ、目的に合ったプラットフォームを慎重に探していきましょう。
アーカイブ配信なら「PLAY VIDEO STORES」・「ULIZA」がおすすめ!

アーカイブ配信を活用するためには、企業とユーザーの双方が「使いやすい」と感じるプラットフォームを導入することが大切です。
とはいえ、どのプラットフォームを使えばいいか悩んでしまい、なかなか導入に踏み切れずにいる企業も多いと思います。
そんなときは、企業のさまざまなニーズに応える「PLAY VIDEO STORES」と「ULIZA」の導入を検討してみてください。
PLAY VIDEO STORESとは?
PLAY VIDEO STORESは、動画の販売・配信・管理をワンストップで提供しているサービスです。
動画のレンタルやPPV販売、月額販売やライブ配信など、さまざまな形でユーザーに情報を届けられます。
会員情報や動画の再生回数、売上の推移をダッシュボードで可視化できる「アナリティクス機能」も搭載しているため、PDCAを回しつつ効果を最大化していきたい企業にもおすすめです。
ULIZAとは?
ULIZAは、動画配信に特化したサービスです。
オンデマンド配信やライブ配信など、あらゆる配信形態に対応しており、ユーザーのニーズに合わせて柔軟に活用できます。
なかでも配信の安定性と多彩な機能、それから手厚いサポートを強みとしており、
・医療系セミナー
・社内研修
・決算説明会
・社内イベント
・オンラインセミナー
・オンライン講義
など、ジャンルを問わず多くの企業から支持されています。
無料トライアルも用意されているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
まとめ
アーカイブ配信は、企業の情報発信やプロモーション活動を手助けしてくれるコンテンツです。
ライブ配信とは違い、ユーザーが自分のタイミングでじっくり動画を閲覧できるため、より多くのターゲットを取り込めるだけでなく、動画視聴後のアクションも促しやすくなります。
ただし、上記のような成果に繋げるためには、利用するプラットフォームを慎重に選ばなければなりません。
とはいえ、近年では数多くのプラットフォームが登場していることもあり、どれを使えばいいか悩んでしまう人も多くいるはずです。
そのような方は、動画販売に強い「「PLAY VIDEO STORES」や、動画配信を得意とする「ULIZA」の活用を検討してみてください。

この記事の監修者: 動画総合研究所 編集部
動画総合研究所は、動画配信技術の活用による企業のDX推進をお手伝いするためのメディアです。
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