2025.12.04
vimeoの無料プランとは?できることや有料プランとの違いを徹底解説!
動画のビジネス活用が進んでいる昨今では、気軽にコンテンツを配信・管理できる動画配信サービスに注目が集まっています。
とはいえ、動画配信サービスにはさまざまなものがあり、それぞれで特徴が異なるため、どれを利用すべきか悩んでしまっている企業も少なくないでしょう。
そこでおすすめなのが、vimeoです。
今回は、人気の動画配信サービス「vimeo」の特徴と無料プランの活用方法、有料プランとの違いについて詳しく解説していきます。
動画コンテンツを活用し、売上の増加やファンの獲得を目指していきたい企業は、ぜひ参考にしてみてください。
vimeoとは?

vimeoは、動画配信に強みを持つサービスであり、特に中小企業や個人のクリエイターから注目を集めています。
ここでは、vimeoの特徴とYouTubeとの違いについて詳しく解説していきます。
特徴
vimeoは、2004年に登場したアメリカ発の動画配信プラットフォームです。
その機能性の高さから、現在では190か国以上で利用されており、世界中で人気の動画配信サービスとして注目を集めています。
4Kに対応している点や、無料プランでも広告が表示されない点など、vimeoならではの魅力も満載です。
また、会員限定配信や社内共有などあらゆるシーンで活用できることも、vimeoが人気を集めている理由の1つといえるでしょう。
YouTubeとの違い
vimeoの利用を検討している方の中には、YouTubeとの違いについて気になっている方もいると思います。
vimeoとYouTubeには、大きく分けると下記4つの違いがあります。
・広告の有無
・Wi-Fi環境の必要性
・動画の内容
・公開範囲設定の精度
最も大きな違いは、広告が表示されるかどうかです。
YouTubeでは、YouTubeプレミアムに加入していない限り動画の視聴中に広告が流れますが、vimeoでは無料プランでも広告が一切表示されません。
また、vimeoもYouTubeも動画をダウンロードしてオフラインで再生できますが、YouTubeは容量によってオフライン再生時の画質が落ちることがあります。
一方、vimeoはオフライン環境下でも高画質で再生できるため、ユーザーのストレスを軽減できます。
さらに、vimeoはYouTubeに比べると動画内容の基準が厳格です。
基本的には「自身で制作したオリジナル動画」しか投稿できません。
その他、公開設定の範囲にも違いがあります。
YouTubeでも公開範囲を設定できますが、vimeoほど細かく設定することはできません。
このようなことから、限定感や特別感を演出したいときに最適といえます。
vimeoのメリット

vimeoを利用するメリットは、下記の通りです。
・どこにでも自由に動画を埋め込める
・広告が表示されない
・高画質の動画を投稿できる
・機能が充実している
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
どこにでも自由に動画を埋め込める
vimeoには動画の埋め込み機能が搭載されており、vimeo以外のWebページにも動画を埋め込めます。
この機能は無料プランでも使えるため、自社サイトやブログなどで動画を公開したい場合に便利です。
ただし、無料プランの場合は、下記のカスタマイズ機能が制限されますので注意してください。
・「シェア」「いいね」「後で見る」ボタンの表示・非表示
・vimeoのロゴ、再生バー、音声コントロール・全画面ボタンの表示・非表示
・背景動画とクロムレス動画の埋め込み
・動画の再生終了時に表示するものの選択
・動画を表示させる特定のサイトの選択
広告が表示されない
動画再生中に広告が表示されないことは、vimeoにおける最大のメリットといっても過言ではありません。
先ほども解説したように、YouTubeでは動画の前後や途中にさまざまな広告が挿入されますが、vimeoでは視聴の妨げになる広告が一切ありません。
ユーザーは動画を最後まで集中して視聴できるため、興味付けやファン化、内容の定着度向上などあらゆる効果に期待できます。
高画質の動画を投稿できる
vimeoは、高画質の動画を投稿できることでも有名です。
4KやHDRに対応しているため、クオリティの高い動画をダイレクトに届けられます。
クオリティの高い動画を提供することにより、ユーザーからの信頼を獲得しやすくなるため、結果としてファン化やブランディングにも繋がりやすくなります。
機能が充実している
動画配信に必要な機能が全て揃っていることも、vimeoのメリットです。
【無料プランで利用できる代表的な機能】
・再生速度のコントロール
・フォルダーとサブフォルダーの作成
・変換されたファイルのダウンロード
・Webカメラ録画
さらに、基本的な視聴者分析機能も搭載されており、マーケティング分析や改善にも役立ちます。
このように、動画配信をワンストップで運用できるvimeoは、新たに動画配信を始めたいと思っている企業にとってピッタリのサービスといえます。
vimeoのデメリット

vimeoは、高機能でビジネス利用にも適した動画配信サービスですが、メリットだけでなくデメリットも存在します。
代表的なデメリットは下記の通りです。
・ユーザーが少ない
・無料プランは機能が制限される
・日本語対応が不十分
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
ユーザー数が少ない
vimeoは、高品質な動画を求めるプロのクリエイターや企業から支持されている一方、ユーザー数に関してはYouTubeに敵いません。
そのため、動画を公開して自然流入を増やしたい、集客をしたいといった「プラットフォーム内での拡散・集客」を目的とした利用には不向きです。
vimeoは、動画を届けたいユーザーが明確に決まっている場合や、自社サイトに埋め込んで提供したいといった運用スタイルに適したサービスです。
YouTubeのように視聴者やチャンネル登録者が勝手に増えていく仕組みではないため注意しましょう。
無料プランは機能が制限される
vimeoの無料プランは、コストをかけることなく人気の動画配信サービスを利用できる点が大きなメリットですが、全ての機能が使えるわけではありません。
ストレージ容量はもちろん、分析機能やカスタマイズ機能など、多くの機能に制限がかかります。
ビジネス利用を想定している場合、無料プランでは機能不足を感じるケースが多く、場合によっては業務効率が落ちたり、期待している成果に繋げられなくなったりするため注意が必要です。
本格的に動画コンテンツを活用してビジネスを展開していきたい場合は、有料プランの利用を強くおすすめします。
日本語対応が不十分
vimeoの日本語対応は完璧ではありません。
UIに不自然な日本が含まれていたり、サポートが英語対応になったりすることもあるため、英語に不慣れな担当者にとってはハードルが高く感じてしまうでしょう。
「日本語でのサポートを受けたい」
「ストレスなく使える日本語対応のサービスを使いたい」
という場合は、別サービスの利用を検討した方が良いかもしれません。
有料プランとの違い

vimeoの無料プランは、あくまでも「お試しプラン」という位置づけになります。
有料プランに比べると、利用できる機能や容量、サポート体制に違いがありますので、あらかじめ理解しておかなければなりません。
ここでは、vimeoの無料プランと有料プランの代表的な違いについて詳しく解説していきます。
ストレージ容量
vimeoの無料プランでは、ストレージ容量が1GBまでと決められています。
これは、無料プランを使っている限り更新されることはなく、1GBを超える場合はアップグレードしなければなりません。
複数の動画をコンスタントにアップしていきたい場合は、いずれ1GBを超えてしまうため、有料プランの利用を前提として考える必要があるでしょう。
カスタマイズ性
vimeoの無料プランでは、カスタマイズ性に制限がかかります。
デザイン編集や細かな表示設定などができないため、自社ならではのサイトを構築したい場合には不向きです。
もちろん、カスタマイズを行わずとも利用はできますが、他社と差別化を図ったり、自社独自の世界観を演出したりといったことは難しくなるため注意が必要です。
サポート体制
vimeoの無料プランは、サポートの範囲が最小限であり、トラブルが発生した際に対応が遅れる可能性があります。
有料プランになると、より迅速なサポートや手厚いサポートを受けられるため、不測のトラブルに備えたい場合はできるだけ早めに有料プランに切り替えるのがおすすめです。
機能性
vimeoの無料プランは、最低限の機能しか使えません。
アナリティクス機能を用いた詳細なデータ分析や埋め込み設定、パスワード保護やレビュー機能などは使えない、もしくは大幅に制限を受けてしまうため、ビジネス利用が目的の場合は不便に感じてしまうこともあります。
また、セキュリティ機能も制限されるため、安全かつ快適に動画コンテンツを運用していきたい場合は、有料プランを利用しましょう。
vimeoを無料で使う方法

vimeoは操作性の高さにも定評があり、初心者でもすぐに利用を開始できます。
【vimeoの無料プランを利用する方法】
1:公式サイトへアクセスする
2:登録ページから情報を入力する
3:プランを選択する(ここでBasicを選択)
4:メールアドレス認証を行う
5:登録完了
有料プランに比べると機能性は落ちますが、お試しという点では十分な機能が利用できますので、気になる方はぜひ一度試してみてください。
vimeo以外のおすすめツール

vimeoは人気の動画配信サービスですが、目的や活用シーンによってはより専門性の高い動画配信プラットフォームを選んだほうが良い場合もあります。
特に、企業向けの本格的な動画配信を検討している場合や、高度なセキュリティ機能を求めている場合は、vimeo以外のサービスも検討の余地があるといえるでしょう。
ここでは、vimeo以外のおすすめ動画配信プラットフォームを2つ紹介していきます。
ULIZA
ULIZAは、500以上の企業が導入している、法人向けの動画配信プラットフォームです。
オンデマンド配信はもちろんライブ配信にも対応しているため、教育・研修・エンタメ・社内向けコンテンツ配信など、幅広い用途で利用できます。
ULIZAは、DRMやアクセス制御、限定配信といったセキュリティ機能にも定評があり、快適かつ安全に動画コンテンツを運用していきたい場合に最適です。
また、日本語対応の専任スタッフによる手厚いサポートも受けられます。
さらに、大規模イベント時の同時視聴にも耐えうる安定性を実現しているため、動画コンテンツおよびライブ配信の本格活用を検討している方は、ぜひ一度ULIZAを試してみてください。
PLAY VIDEO STORES
PLAY VIDEO STORESは、動画の販売やレンタルに強みを持つ国内初のプラットフォームです。
自社ブランドの動画配信サイトを簡単に構築でき、配信・販売・分析までをワンストップで実現できます。
アナリティクス機能やセキュリティ機能も充実しているため、安心・安全・快適に利用可能です。
動画の販売やレンタルを用いて収益を最大化したい方は、ぜひPLAY VIDEO STORESを活用してみてください。
その他動画配信プラットフォームについては、下記で詳しく解説しています。
動画配信プラットフォームとは?特徴や選び方、おすすめサービスを徹底解説!
まとめ
vimeoは、高品質な動画をスマートに配信したい場合や、広告がない環境でクオリティの高い配信を行いたい場合に最適な動画配信サービスです。
無料プランでも広告が表示されないため、ユーザーにストレスを与えることなく情報発信が行えます。
ただし、無料プランを利用する場合は、機能やストレージなどに制限がかかります。
無料プランはあくまでも「お試しプラン」という位置づけになるため、本格的に動画コンテンツを運用していきたい場合は有料プランの利用を検討しましょう。
また、目的や利用シーンによっては、vimeo以外のプラットフォームを利用した方が良いケースもあります。
ULIZAやPLAY VIDEO STORESといった高機能な動画配信・販売プラットフォームも人気ですので、企業向けのプラットフォームを探している方はぜひチェックしてみてください。
この記事の監修者: 動画総合研究所 編集部
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