2023.11.09

セミナーをライブ配信するには?メリットや注意点を解説

セミナーをライブ配信するには?メリットや注意点を解説

企業の研修や講座をオンラインで配信するWebセミナー(ウェビナー)は、IT技術の発展やリモートワークの浸透などを背景に、実施が増加しました。場所を問わずにリアルタイムでセミナーを受けられ、質疑応答など双方向のコミュニケーションがとれるため、セミナーのライブ配信を実施する企業も増えています。セミナーのライブ配信を導入したい企業は、どのような準備が必要なのでしょうか。

本記事では、セミナーをライブ配信するメリットや導入のために必要な準備、注意点などを解説します。

増加しているセミナーのライブ配信

セミナーのライブ配信とは、オンライン上でリアルタイムにセミナーを配信することをいいます。

従来、企業の実施するセミナーは、会場を用意してオフラインで開催するのが一般でした。近年はインターネットを介してライブ配信でのセミナーを開催できるようになり、場所を問わず複数人が同時視聴できるようになっています

セミナーのライブ配信は、居住地が遠方でも参加しやすく、チャットやコメント機能を利用して双方向のコミュニケーションがとれるといった特徴があるでしょう。幅広い層の視聴者にリーチできるため、企業のリード獲得手段としても活用されています。

セミナーをライブ配信するメリット

セミナーをライブ配信することで、企業にとってはさまざまなメリットがあります。企業がセミナーのライブ配信を行う、具体的なメリットについて見ていきましょう。

開催費用を抑えられる

会社の会議室やセミナールームで開催する場合は、会場の手配や専門の機材の準備、当日のアテンドなどが必要ですが、セミナーのライブ配信は、PCやスマートフォンからの配信も可能で、そういった準備が不要です。受講側も通信環境が整っていれば、自宅に限らず職場や移動中など、どこでもセミナーに参加できます。

幅広い視聴者にリーチできる

セミナーをライブ配信すれば、日本全国から、さらには海外からも参加可能なため、幅広い規模で見込客を獲得できます。

ライブ配信を通して、幅広い層に情報を届け、かつリード情報を獲得できる点は魅力でしょう。

臨機応変な対応ができる

ライブ配信のセミナーは、チャット機能などを用いることでリアルタイムで視聴者の反応がわかります。反応に応じて配信する内容を変えたり、質疑応答を行ったりと、臨機応変に柔軟な対応ができるのもライブ配信ならではのメリットです。

動画コンテンツを同時に制作できる

ライブ配信したセミナーを録画しておけば、動画コンテンツとしてアーカイブ配信や動画販売もできるようになります。配信後に編集して、より充実したコンテンツにすることも可能です

参加者の反応が良かったセミナーなら有料コンテンツとして配信することも考えられますし、アーカイブとして何度も同じ内容のセミナーを配信できます。

分析が容易にできる

オフラインで開催するセミナーでは、参加者の反応や意見を分析するために、アンケートを取らなければなりません。その点、ライブ配信するセミナーなら、分析機能を搭載したツールを活用することで、手間をかけずに参加者の反応や意見を分析して、改善につなげられる可能性があります。

中には、アンケート機能やQ&A機能、チャット機能など、セミナー分析に使える機能を複数搭載している配信システムもあります。データの分析と改善によってセミナーの質を向上させることができれば、結果的には売上向上や自社のブランディングにも効果が期待できるでしょう。

セミナーをライブ配信する際の準備

 

企業がセミナーをライブ配信する場合は、いくつか準備が必要です。ここでは、セミナーのライブ配信の前に行っておくべきことについて見ていきましょう。

配信サービスやツールの選定

まずは、セミナーのライブ配信を行うにあたり、利用するライブ配信サービスやツールを選びましょう。

ZoomやMicrosoft Teams、YouTube Liveなどの無料サービスでも、セミナーをライブ配信することは可能です。

しかし、より高度なセキュリティ対策や便利な機能を求めるのであれば、企業向けの有料配信ツールの導入をおすすめします。

セミナー資料の準備

セミナーの配信には事前に投影資料や台本の準備が必要です。

投影資料はセミナーの目標やターゲットを意識し、投影したときに見やすいことを考慮してフォントサイズや画像を工夫しましょう。どのように説明するか、どのタイミングでPRをするかといった流れがわかる台本も作成し、ライブ配信を行うスタッフで共有しておくことも重要です。

配信機材の用意

ライブ配信には、機材の用意も必要です。小規模なセミナーであれば、カメラとPC(またはスマートフォン)があれば配信可能ですが、より質が高い配信を目指すのであれば、外付けのビデオカメラやマイク、オーディオインターフェース、ミキサー、スイッチャー、キャブチャーボード、照明などの機材も準備しましょう。

アーカイブ配信も行うのであれば、ライブ配信を録画して保存する必要があります。アーカイブ配信用にトリミングなど編集を行う場合は動画編集ソフトも必要でしょう。

リハーサル

セミナーのライブ配信は、本番前に必ずリハーサルを行い、滞りなく配信できるか確認するようにしてください。実際に機材を接続してみて不具合がないか、時間配分は適切か、視聴者の画面で資料は見やすいか、台本に過不足はないかなどをチェックします。

リハーサルで課題や改善点を洗い出し、本番までにセミナーをブラッシュアップさせることがポイントです。

セミナーをライブ配信する前に確認しておくこと

セミナーをライブ配信する前には、企業側で確認すべきことがいくつかあります。配信中のトラブルや失敗を防ぐためにも、次のようなポイントをチェックしておきましょう。

配信トラブルと音声の遅延

ライブ配信で最も避けたいことのひとつが、機材の不調や接続ミスなどによる配信トラブルです。音声遅延は視聴者のストレスの原因となり、企業イメージの低下につながるおそれもあります。

このようなトラブルの発生を防ぐためにも、リハーサルで問題なく配信できることを確認してください。

配信の時間配分

ライブ配信の時間配分は、視聴者と登壇者の集中力を妨げないように配慮する必要があります。長丁場のセミナーであれば、適宜休憩を挟むなど、参加者の疲労感を軽減できる工夫をしましょう。

視聴者側が受動的に見続けていても飽きることなく、有意義だと感じられる構成と時間配分にする必要もあります。

セミナー登壇者との情報共有

セミナーの登壇者とライブ配信の流れやカメラに対する視線の位置、質疑応答の方法などの情報を共有しておきましょう。

外部から登壇者を招く場合は、あらかじめライブ配信の構成を伝えておくと進行もスムーズです。

バックアップの確保

どれだけ入念に準備をしても、セミナーのライブ配信中にトラブルが起きることはあります。それを想定して、どのように対応するかを決めておきましょう。

用意していた配信機材が当日になって使えなくなってしまう可能性もゼロではなく、トラブルが起きた場合のバックアップを用意しておくことも大切です。バックアップシステムがあれば、障害やトラブル発生時も即座に対応できます。機材トラブルに備えて、サブのPCやポケットWi-Fiを用意するといった対策もおすすめです。

視聴者への対応

視聴者には、事前に視聴環境についての案内や質疑応答の方法、視聴時のマイク・カメラの設定などを伝えておきましょう。ライブ配信では、視聴者側の通信環境が悪いために音声が途切れたり、画像が乱れたりすることもあります。事前に推奨ブラウザを伝えるなど、滞りなくセミナーを受けられるよう案内しておくことが大切です。

セミナーのライブ配信は事前準備を念入りにすることが大切

セミナーのライブ配信はメリットが豊富な一方で、機材や配信環境の準備、視聴者側への配慮など、事前に準備すべきことも多くあります。配信トラブルを防ぐためにも、セミナーの規模や内容に合う配信システムを導入し、事前準備は念入りに行う必要があるでしょう。

より質の高いセミナーをライブ配信できれば、アーカイブを活用したり、システムを使ってセミナー以外の動画コンテンツも配信できたりと、企業にとってより有用な使い方ができるでしょう。

動画配信プラットフォーム「ULIZA(ウリザ)」は、セミナーの動画配信も多く行っています。ライブ配信はもちろん、擬似ライブ配信機能を利用して収録済みの完パケ動画をセミナーの開催時間に合わせて放送することも可能です。

その他にもセミナーを行うにあたり使用したい機能が豊富に揃っており、チャット機能、アーカイブ機能、視聴分析機能などを利用することもできます。

ULIZAは日本国内で開発されて10年以上の利用実績がある動画配信プラットフォームです。10万人以上の視聴がある大型ライブを行った実績もあるので、大規模なセミナーも視聴トラブルなく配信することが可能です。セミナーのライブ配信を検討する際には、ぜひお問い合わせください。

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「 ULIZA 」は様々な事業の可能性を拡げるための配信プラットフォームです。
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この記事の監修者: 動画総合研究所 編集部

動画総合研究所は、動画配信技術の活用による企業のDX推進をお手伝いするためのメディアです。
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