2023.12.19

会社説明会をライブ配信する方法は?メリットや準備について解説

会社説明会をライブ配信する方法は?メリットや準備について解説

オンライン説明会は、対面式の説明会よりも多くの求職者と出会うことができ、しかも場所の制約がないことで、多くの企業が採用しています。オンライン説明会には、繰り返し視聴できるオンデマンド(録画)配信と、リアルタイムで求職者とやりとりが可能なライブ配信があり、どちらを選ぶべきか迷う人もいるでしょう。

今回は、オンライン説明会のメリットやオンデマンド配信とライブ配信それぞれの特徴のほか、会社説明会をライブ配信する際のおすすめツールなどについてご紹介します。

オンライン説明会はオンライン上で開催する会社説明会のこと

オンライン説明会とは、オンライン上で開催される会社説明会のことです。内容は対面の会社説明会と同様で、企業の沿革や事業内容、具体的な仕事内容、選考についての案内などを行います。

オンライン説明会は非対面で実施できることから、新型コロナウイルスの感染予防のために採用され、そこから一気に普及しました。説明会だけでなく、面接についてもオンライン上で行う企業が増えています

オンライン説明会のメリット

オンラインで会社説明会を開催することで、対面より求職者(就活生)と出会いやすいというメリットがあります。距離の制約を受けないので遠方からでも参加しやすく、志望度が低くても気軽に参加してもらえるため、母集団形成に効果的でしょう。会場の規模から参加枠の制限を設ける必要もなく、多くの参加者を募集できます。

また、会場の手配や設営、受け付け、片付けといった手間とコストを削減できる点もメリットです。地方で会社説明会を開催する場合は、出張交通費や移動時間なども発生しますが、オンラインでの開催なら、社員がリモートワーク中でも開催しやすくなります。

オンライン説明会が注目される理由

場所の制約がなく、気軽に参加できるオンライン説明会は、参加者にも人気です。昨今は働き方の多様化が進み、今まで働いたことのない就活生も、より自分らしく働ける企業を探す人が増えました。一度に多くの企業と出会う合同説明会の影響が低下し、より深く企業について知れる個別の会社説明会の注目度が増しています

また、就職先の企業を探す場合も、オンラインでの情報収集が主流になっています。そういった点でも、オンライン説明会は受け入れられやすい形式だといえるでしょう。

オンライン説明会の種類

オンライン説明会には、大きく分けて「オンデマンド配信」と「ライブ配信」の2種類があります。自社でどちらを採用すべきか検討するため、それぞれの特徴について確認しておきましょう。

オンデマンド配信:録画した会社説明会の動画を配信する

オンデマンド配信とは、事前に収録・編集した会社説明会の動画を、オンラインで配信する方法です。ライブ配信と異なり編集が可能なので、説明会の完成度を上げられます。また、一度作成すれば何度も繰り返し配信できるといったメリットがあるでしょう。

参加者側も、インターネットに接続できる環境とデバイスがあれば、見たいタイミングで視聴できるメリットがあります。一時停止してメモをとったり、気になったところを巻き戻したりできる点もメリットです。

ただし、その場でコミュニケーションをとるわけではないので、一方的な説明になりがちな点には工夫しなければなりません。

ライブ配信:リアルタイムで会社説明会を配信する

ライブ配信は、テレビの生放送のように、リアルタイムで会社説明会を配信することです。事前に参加申込みが必要な場合もあり、基本的に終了後の視聴はできません。ライブ配信の説明会は、オンラインであっても今しか見られない特別感を演出でき、チャット機能などを利用して質疑応答したり、参加者の反応を見たりすることができます。

また、ライブ配信の様子を録画しておくことで、後日アーカイブとしてオンデマンド配信することもできるでしょう。

なお、ライブ配信での会社説明会は、通信トラブルに注意が必要です。画面の乱れや音声の途切れなどがあれば、会社の理解度へ影響することはもちろん、離脱の原因にもなりかねません。台本や進行などに加え、通信トラブルに備えた準備も必要となります。

オンライン説明会にライブ配信が適している理由

オンラインで会社説明会を開催する場合、ライブ配信がおすすめです。前述したように、録画しておけばアーカイブ配信が可能なことに加え、さまざまなメリットがあります。

会社説明会にライブ配信が適している理由は、下記のとおりです。

志望度の高い求職者(就活生)を集めやすい

オンライン説明会は、求職者(就活生)に気軽に参加してもらいやすい反面、志望度が高くなくても参加しやすいというデメリットもあります。会社説明会を複数回開催しても、母集団形成やエントリーにつながらなければ無駄になってしまいます

その点、指定日時でないと見られないライブ配信は、参加のハードルがオンデマンド配信よりも高く、志望度の高い求職者(就活生)が集まりやすいでしょう。インターネットに接続できる環境とデバイスがあれば、参加できるというメリットは変わりませんから、志望度の高い母集団の形成が期待できます。

オンライン説明会のデメリットが解消できる

オンライン説明会のデメリットとして、一方的な情報提供に終始してしまい、社内や社員の雰囲気が感じ取りにくいということがあります。ライブ配信なら、対面の会社説明会のような臨場感も感じてもらえるでしょう。参加者の反応から、臨機応変な対応を行うことも可能です。

参加者の中には大勢の前で発言するのが苦手な人もいるかもしれませんが、そういった人でもチャット機能を利用することで、質問がしやすくなるといったメリットもあります。

対面説明会と同じコンテンツが実施できる

ライブ配信の会社説明会では、対面での会社説明会と同様のコンテンツが実施できます。質疑応答や会社についてのクイズをはじめ、仕事理解のためのグループワーク、先輩社員との座談会などは、オンデマンド配信では不可能です。リアルタイムで双方向のやりとりを行うコンテンツは、ライブ配信だからこそでしょう。

会社説明会をライブ配信するために必要な準備

リアルタイムで行われるライブ配信には、入念な準備が必要です。ここでは、ライブ配信で会社説明会を開催する際に必要な、準備について解説します。

コンテンツ設計をしておく

まずは、ライブ配信する会社説明会の内容についての設計が必要です。ライブ配信・オンデマンド配信に限らず、オンラインの会社説明会は離脱しやすい傾向があります。参加者が何を知りたいのかを意識して、途中で飽きないメリハリのあるコンテンツを用意しましょう。
ターゲットに合わせて登場する社員を変えたり、参加者の希望職種に合わせて内容を変えたりすることも有効です。

時間配分を確認する

ライブ配信のコンテンツ内容が決まったら、時間配分の確認を行いましょう。就活セミナーや対面での会社説明会の場合、所要時間は90~120分が多いようです。

しかし、オンラインでの会社説明会は、60分程度を希望する参加者が多く、それを踏まえた時間配分が必要です。配分を決めたら台本やタイムテーブルなどに落とし込んで、運営するスタッフで共有できるようにしておきます。

トラブルを想定した準備をする

ライブ配信では、通信トラブルがないように万全の準備をしておくことが必要です。機材をつないでリハーサルを行い、当日に注意すべきことを洗い出しておきましょう。

また、どれだけ入念に準備しても、トラブルが起きることはあります。画面が止まってしまったとき、音声が途切れてしまったとき、どのように対応するのかも考えておくべきです。

質問対応を考えておく

質疑応答ができるのは、ライブ配信のメリットです。会社説明会をライブ配信中しているあいだは、チャットでいつでも質問を受け付けることを説明し、テロップでも流すと効果的。ライブ配信中にすべての質問に回答できることが理想なので、参加者からの想定質問を考え、それに対する回答を用意しておくことが重要です。誰がどのように対応するかも決めておきましょう。

また、ライブ配信中に質問に答えきれない場合もありますから、相談窓口などを用意することも検討してください。

採用につながる導線を用意する

応募につながる導線を要しておくことも、会社説明会をライブ配信する上で重要なことです。対面での会社説明会では、終了後に面接や筆記試験を実施したり、アンケートを実施して選考への希望を確認したりすることができました。

オンラインでの会社説明会は離脱されやすいという特長がありますから、終了後にオンライン上でアンケートを実施することはもちろん、途中退室に備えた設計が必要です。

ライブ配信中にチャット機能で何度か応募フォームを共有する、カジュアル面談の申込みを受け付けるなど、次のステップに進む導線を用意しましょう。「このライブ配信の参加者限定で1次面接免除」など、特典を用意することも有効です。

会社説明会をライブ配信する際のおすすめツール

オンラインで会社説明会を開催するにあたり、ツールの選定は重要です。配信する企業も参加者も使いやすく、なおかつ通信が安定しているツールを選んでください。

ここでは、会社説明会をライブ配信する際の、おすすめツールをご紹介します。

Zoom

ZoomはWeb会議の開催で広く利用されており、主催者はアカウントが必要ですが、参加者はURLをクリックするだけで参加が可能です。Zoom Webinarsという有料プランの機能を利用すれば、最大1万人までの大規模な説明会が開催でき、アンケート機能や投票機能といったオプションも利用可能です。映像圧縮技術により比較的回線が安定しているため、スムーズなライブ配信が期待できるでしょう。

Google Meet

Google Meetは、Web会議ツールです。Zoomと同様に、主催者はアカウントが必要ですが、参加者はURLをクリックするだけで参加できます。

有料版では250人までの参加が可能で、元々ビジネス向けのツールであるため、高いセキュリティ性があります。

Microsoft Teams

Microsoft Teamsは企業向けのチャットツールですが、ビデオ会議ツールとしても利用できます。Microsoft Teamsウェビナーという機能を利用することで、出席登録フォームが簡単に作成でき、さらに登録者には自動で招待メールを送ることができます。Q&A機能なども利用でき、会社説明会のライブ配信で利用できるでしょう。

YouTube

YouTubeは動画共有サービスですが、YouTube Liveの機能を利用することで、会社説明会のライブ配信も可能です。無料で利用できますが、Google アカウントとYouTube チャンネルの開設が必要です。また、ライブ配信の方法によって利用の条件が異なるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

ULIZA

ULIZAは、数百人規模のセミナーから、10万人を超えるオンラインイベントまで豊富な実績があり、会社説明会でも利用可能な動画配信サービスです。リアルタイムのチャット機能を利用すれば、ライブ配信中の質疑応答やアンケートなどもスムーズでしょう。

無料トライアルやサポート窓口も用意されており、これまでオンラインで会社説明会を行ったことのない企業も、安心して利用できます。ライブ配信した会社説明会を自動でアーカイブ登録でき、配信期間や範囲の設定も可能です。

また、求職者(就活生)ごとに視聴状況などもわかるので、それぞれの温度感なども確認することができ、より良い人材を採用できることにもつながるかもしれません。

会社説明会をライブ配信して採用を成功させよう

会社説明会のライブ配信は多くの参加者を集めやすく、手間やコストを削減できる採用手法として普及してきました。対面とは違う注意点もありますが、事前に入念な準備を行うことで対策が可能です。自社に合った内容や方法を考え、会社説明会のライブ配信を成功させましょう。

動画配信サービス「ULIZA(ウリザ)」は、会社説明会のライブ配信でも利用しやすい機能が豊富にあります。日本国内で開発されて10年以上の利用実績があり、サポート窓口も用意しているため、初めて利用する方もご安心いただけます。会社説明会のライブ配信を検討する際には、ぜひお問い合わせください。

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この記事の監修者: 動画総合研究所 編集部

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