2024.08.28

ウェビナーでライブ配信するときのポイントは?メリット・デメリットも合わせて解説

ウェビナーでライブ配信するときのポイントは?メリット・デメリットも合わせて解説

近年、ウェビナーの開催方法としてライブ配信が注目を集めています。ライブ配信には、出演者と参加者の間に臨場感を生み出すというメリットがあります。しかし、成功させるためには押さえておくべきポイントがいくつかあります。オンデマンド配信などの他の配信方法と比較しながら、ウェビナーの目的や内容に合わせて適切な方法を選ぶことが成功への第一歩となります。

本記事では、ウェビナーでライブ配信を行うメリットとデメリットを踏まえた上で、配信を成功させるためのポイントを詳しく解説します。

ウェビナーのライブ配信とは

ウェビナーのライブ配信とは、オンラインでセミナーを開催する際に、出演者の動画をリアルタイムで参加者に送信する方法です。

テレビの生中継と同じ仕組みで、セミナー会場や会議室などで撮影している動画をそのまま配信します。参加者は、まるでその場にいるかのような感覚でセミナーに参加できます。

オンデマンド配信との違い

オンデマンド配信は、あらかじめ録画した動画を配信する方法です。参加者は、自分の都合に合わせて動画のリンク先にアクセスし視聴します。

オンデマンド配信では、参加者が好きなタイミングで視聴できるというメリットがあります。しかし、ライブ配信とは異なり視聴中に疑問があっても質問などはできません。

オンデマンド配信はサブスクリプション形式の料金体系を導入し、過去にライブ配信したウェビナー動画を販売する収益化戦略としても活用されています。ライブ配信と併用することで、ウェビナーの効果を高めながら収益も増やしやすくなります。

録画配信との違い

録画配信は、あらかじめ録画した動画を配信する方法です。オンデマンド配信のように参加者がいつでも視聴できる配信もありますが、再放送動画としてライブ配信で録画動画を流すことも可能です。

録画配信はセミナー収録後に編集して配信できるため、わかりやすいセミナー動画に仕上げられます。また、録画配信はダウンロード販売にも対応できるので、ライブ配信したウェビナーシリーズをまとめて商品化する方法としても有効です。

ウェビナーをライブ配信するメリット

ウェビナーのライブ配信には、他の配信方法と比較して特徴的な面が多数あります。ここでは、ウェビナーをライブ配信することによるメリットを紹介します。

臨場感があって訴求力が高い

ライブ配信は、ウェビナーの訴求力を高める効果的な方法です。ウェビナーでは自社ビジネスに関連する情報の提供、ブランディング、商材のプロモーションなど、さまざまな目的で開催されます。

ライブ配信では、最新の情報発信が期待されるため、参加者は聞き逃さないように集中して視聴する傾向があります。質疑応答の時間を用意するなど、満足度の高いウェビナーを提供できれば次回もリピート参加してもらえる可能性が高まります。顧客をファンに育て上げるために非常に効果的な方法です。

参加者の反響を見ながら内容を調整できる

参加者と双方向コミュニケーションを取りながら、臨機応変に講演を進められるのがライブ配信のメリットです。 ウェビナーをライブ配信すると、出演者は参加者の反響を見つつ内容を調整できます。

一方、録画配信のウェビナーでは講演の内容の変更はできません。

参加者に合わせて内容を最適化すると訴求効果が上がるので、ウェビナーをライブ配信で行うと成果につながりやすくなります。

配信時しか視聴できない特別感がある

ライブ配信でのウェビナーは、リアルタイムでしか視聴できないという特別感があります。参加者は、その時間に参加しなければ、最新の情報を得られないという思いに駆られるため、参加を促しやすいのがメリットです。さらに、参加人数に上限を設けることで、限定感が生まれ特別感がより高まります。先着順で登録する仕組みにすれば、申し込みの後押しとなるでしょう。

ウェビナーをライブ配信するデメリット

ウェビナーのライブ配信には他の配信方法よりも劣っている面や注意点があります。

ここでは、ウェビナーのライブ配信のデメリットを解説します。

ミスやトラブルが起こる可能性がある

ウェビナーのライブ配信では、リアルタイムで撮影と配信を行うためミスやトラブルの発生リスクが常にあります。

例えば、打ち合わせをして段取りを決めていたにもかかわらず流れを間違えてしまい、予定通りに講演を進められなくなる場合があります。また、出演者が公に話をすべきではない反社会的な内容や、公序良俗に反する内容の発言をしてしまうリスクもあります。

人的ミスだけでなくネットワーク障害が起きたり、配信プラットフォームが不安定になったりしても、ライブ配信ができなくなってしまいます。機器トラブルが原因で映像や音声が途絶えてしまう可能性もあります。

品質が出演者に依存する

ライブ配信では、参加者との双方向コミュニケーションを通して講演内容を柔軟に調整するスキルと経験が求められます。ウェビナーでは参加者の表情を直接見ることができないため、会場でのセミナーに慣れている人でもうまく対応することが難しい場合があります。また、ライブ配信での失言による問題が起こる可能性も、出演者のスキルによって変わってきます。講演の経験が浅い人にウェビナーを任せるとトラブルの原因になりかねません。

ライブ配信では、経験豊富な講師を厳選する必要があります。

編集して完成度を高められない

編集作業は動画の完成度を高めるために有効な方法ですが、ライブ配信では手を加えて品質を上げられないのがデメリットです。

録画配信ではトリミングをしたり、テロップを挿入したり、効果音や画面効果などのエフェクトを入れたりして品質を向上させられます。

説明がわかりにくい部分に、資料や画像を挿入して理解を促すといった対策も可能です。

ライブ配信では出演者の説明が不足していると、何も伝わらずに終わってしまうリスクがあります。

また、録画配信なら収録の際に不適切な発言があったときや、機密情報に関する情報が含まれていたときにはカットできますが、ライブ配信では同様の対策はできません。

ウェビナーのライブ配信を成功させるポイント

ウェビナーのライブ配信を成功させるためには、ライブ配信のメリットを生かしつつ、デメリットを克服する必要があります。

ここでは、ウェビナーのライブ配信の特徴を踏まえて成功を目指すポイントを紹介します。

ウェビナーの目的に合わせて配信制限を設ける

ライブ配信を行う際には、ウェビナーの目的に合わせた配信制限を設けておきましょう。特に有料のウェビナーの場合には必要不可欠です。

ライブ配信のURLを知っている人が誰でも視聴できてしまうと、限定感が失われてしまいます。セキュリティ対策を講じて、参加者限定のウェビナーにすることで参加を促しやすくなります

効果的な配信制限の方法としては、IDとパスワードによる認証や、IPアドレスによる制限の設定が挙げられます。また、同時ログインの制限を設けることで、複数人でIDとパスワードを共有して視聴されるリスクを回避できます。

機材のテストをして準備を整える

ウェビナーのライブ配信を成功させるためには、使用する機材のトラブルを防がなければなりません。機材トラブルによってライブ配信の開始が遅れたり、配信が中断したりしてしまうと、参加者からのクレームにつながってしまいます。本番に臨む前に周到な準備を行いましょう。

まず、映像と音声を安定させるための準備が肝心です。カメラで鮮明に撮影できているか、マイクで声をしっかりと拾えているか、余計なノイズが入らないかといった点をチェックします。

また、ライブ配信ではネットワーク関係の機材のチェックも欠かせません。回線の通信速度や安定性に問題がないか、ライブ配信に使用するパソコンやタブレットなどの端末の通信に不具合がないかを確認・テストしておきましょう。

資料を用意して配布する

ウェビナーでは、参加者の理解を深めるために資料を用意しておくとよいでしょう。画面に表示する資料を作成するだけでも、何も用意しないときと比べると大きな違いがあります。

また、ウェビナー開催後に参加者に資料を配布することで、参加特典としての価値が生まれます。ただし、資料の二次配布を防ぐために、参加者がオンラインで閲覧できる仕組みなどを活用しましょう。

リハーサルを実施する

ウェビナーのライブ配信を成功させるためには、本番前のリハーサルが重要です。リハーサルでは、機材のテストを兼ねておくと機材トラブルのリスクも減らせます。

リハーサルでは本番と同じ環境を用意し、実際の配信を想定して行います。そうすることによって、講演内容のわかりにくい部分や訴求ポイントが不明確な部分を発見できます。課題が見つかったときは、改善点を洗い出し、本番に向けて調整をします。リハーサルは本番の流れを関係者全員で確認する絶好の機会です。出演者や運営スタッフが一丸となって段取りを確認することで、本番でのミスや手間のリスクを大幅に減らせます。

安定したプラットフォームを選ぶ

ライブ配信を成功させるためには、安定した動画配信プラットフォームを選ぶことが重要です。安定配信が可能なサーバーを備えたプラットフォームを選択することで、ウェビナー当日の予期せぬトラブルを回避できます。

ライブ配信の実績が豊富な動画配信プラットフォームは、安定性が確保されているため安心して利用できます。ウェビナーは配信プラットフォームの信頼性にも大きく影響されるため、選定は気を抜かないようにしましょう。

アーカイブ配信も検討する

ウェビナーのライブ配信後にアーカイブ配信を行うことで、さらなる効果が期待できます。ライブ配信限定のウェビナーは限定感が高まり参加を促進できますが、参加者が制限されるため、効果の範囲が狭まるというデメリットがあります。

最新の情報を得られるのはライブ配信の参加者のみとし、一定期間後にアーカイブ配信を行うことでウェビナーの効果範囲を広げるといった戦略は効果的です。ライブ映像をトリミングして配信することで、ライブ配信参加者の限定感も維持できます。

ライブ配信とアーカイブ配信のどちらで視聴した人も、次回のライブ配信に参加したいと感じるようになるため、ウェビナーの効果を最大化できます。

ウェビナーのライブ配信には「ULIZA」がおすすめ

ウェビナーのライブ配信を行う際には、動画配信プラットフォームの選択が重要です。その中でも特におすすめなのが「ULIZA」です。ULIZAは、500社を超える企業に選ばれてきた実績を持ち、安定性の高いライブ配信とオンデマンド配信に対応しているプラットフォームです。

ULIZAには、ウェビナーのライブ配信に役立つ機能が数多く搭載されています。例えば、出演者の様子とプレゼンテーション資料を同時に表示できるため、わかりやすいウェビナー開催が実現できます。また、同時視聴人数の制限やユニークURLの作成が可能なので、限定配信にも対応可能です。

さらに、ULIZAはウェビナーの講演動画をあらかじめ録画しておき、ライブ配信として配信する擬似ライブ配信にも対応しています。

ULIZAではリアルタイムの視聴分析や、ウェビナー中のアンケート実施も可能です。参加者の反応を見ながら臨機応変に内容を調整できるため、臨場感があって満足度の高いウェビナーを実現できます。

まとめ

ウェビナーでのライブ配信は、参加者とのコミュニケーションを通して充実した内容に仕上げられる魅力的な方法です。ライブ配信を成功させるためには、事前準備を徹底しましょう。

機材の準備やリハーサルの実施により、万全の体制で当日を迎えることで参加者の満足度が高いウェビナーを実現できます。ULIZAは、ウェビナーでのライブ配信のメリットを引き出す機能が総合的に備わっているおすすめの動画配信プラットフォームです。

ライブ配信でウェビナーを開催する際には、適切な準備と優れたプラットフォームを活用し、成功を目指しましょう。

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