2024.08.28
無料のライブ配信プラットフォーム5選!有料との違いと注意点を解説
ライブ配信を始めたい方にとって、無料で利用できるプラットフォームは魅力的な選択肢です。有料サービスと比べて気軽に始められるメリットがありますが、「無料で本当に問題なく配信できるのか?」と不安に感じる方もいるでしょう。
実際のところ、無料のライブ配信プラットフォームでもリアルタイムの映像・音声を問題なく配信できます。ただし、有料サービスと比較すると一定のデメリットもあるため、自分のニーズに合わせて慎重に選ぶことをおすすめします。
この記事では、無料と有料のライブ配信プラットフォームの違いを詳しく解説します。また、無料サービスで十分な場合におすすめのプラットフォームを5つご紹介します。ライブ配信を始める際の参考にしてください。
無料のライブ配信プラットフォームの有料との違い
ライブ配信プラットフォームには、無料と有料それぞれに特徴があります。無料サービスには費用をかけずにライブ配信できるメリットがありますが、有料サービスと比較すると一定の制限や問題点もあります。以下でその違いを詳しく見ていきましょう。
機能
無料のライブ配信プラットフォームではライブ配信をするための最小限の機能しかなく、自由度が低い場合があります。
一方、有料のライブ配信プラットフォームでは動画の配信サイトを作成したり、他のサービスとAPI連携をしたりしてカスタマイズできる製品もあります。
動画のプレイヤー機能も充実していて、視聴しやすいUIの環境を提供可能です。
さらに、視聴管理やユーザー管理などの機能が搭載されているライブ配信プラットフォームもあります。
ライブ配信のPDCAサイクルを回して改善を進める際には、有料サービスの方が優れています。
同時配信数
無料のライブ配信プラットフォームでは、同時配信数や配信容量が限られている場合があります。
無料サービスでは、ライブ配信を同時に1つしかできないのが一般的ですが、有料サービスなら複数の同時配信が可能です。
また、配信流量にも制限があり、高画質・高音質のライブ配信をするときには、実質的に視聴者数が制限される場合もあります。
大規模なライブ配信をするときには、無料サービスでは通信が不安定になるリスクがあるので注意が必要です。
データ容量
各プラットフォームでは、保管できる動画のデータ容量に違いがあります。
ライブ配信した動画のアーカイブを残して配信する場合には、ストレージが十分にあるサービスを選ぶと便利です。
無料のライブ配信プラットフォームでは、ライブ配信ができるだけでストレージがない場合もあります。
ストレージがあっても、データ容量が少なくて多数のアーカイブ動画を保存して配信できないケースもあるので注意が必要です。
一方、有料のライブ配信プラットフォームではストレージ容量に余裕があるのが一般的です。さらに、追加でデータ容量を確保できるサービスもあります。
マネタイズ
ビジネス目的でライブ配信をするときには、マネタイズの戦略の検討が重要になります。
ライブ配信から収益に至るまでの流れを自由に設計できると理想的です。
一般的に無料のライブ配信プラットフォームでは、マネタイズの方法が限られています。
投げ銭機能やプラットフォーム側の広告掲載などに限定され、ライブ配信への参加料金を徴収できない場合があります。
一方、有料のライブ配信プラットフォームでは、マネタイズの自由度が高く、単発での参加契約をしたり、サブスクリプション契約をしたりする仕組みを整えられます。
ライブ配信のマネタイズ戦略に応じた導線設計ができるのがメリットです。
セキュリティ
無料と有料のライブ配信プラットフォームは、セキュリティに違いがあります。
有料のライブ配信プラットフォームでは、個別にセキュリティ対策できる機能が搭載されていますが、無料サービスではできない場合があるので注意が必要です。
有料のライブ配信をするときに、参加者にURLを他の人に共有されてしまうと収益が低下する原因になります。
同一IDや同一IPからの同時アクセスを制限する機能があれば、不正行為のトラブルを防止できます。
無料のライブ配信プラットフォームでは、ユーザーの個人情報保護の観点でセキュリティ対策が十分ではない場合があることも注意点です。
サポート
無料のライブ配信プラットフォームでは、サポート体制が整っているかどうかはケースバイケースです。
サービスの利用に関するサポートはあっても、技術的なサポートは受けられない傾向があります。
無料のライブ配信プラットフォームでは、サポートの内容を確認して、必要な対応を受けられるサービスを選ぶ必要があります。
電話やチャットなどのリアルタイムで問い合わせできるチャネルがあるか、ライブ配信をする時間帯にサポートを受けられるかも確認して選ぶと、トラブルに対策しやすくなります。
一方、有料のライブ配信プラットフォームはサポートが徹底しているので安心です。
ライブ配信のコンサルティングサービスを提供していて、ビジネス応用の効率を上げられる場合もあります。
無料のライブ配信プラットフォーム5選
ここでは、ライブ配信に対応している代表的な無料の配信プラットフォームを紹介します。
YouTube
YouTubeは世界的に広い市場を獲得している動画配信プラットフォームです。
YouTubeではYouTube Liveの機能を利用すると、ライブ配信プラットフォームとして利用できます。
YouTubeは企業の公式チャンネルを作成して、ブランディングやマーケティングにも使えるのがメリットです。
ファン形成をするプラットフォームとしてもYouTubeがよく活用されています。
ただし、YouTubeでライブ配信をするときには、チャンネル登録者が1,000人以上いないと配信者数などに制限があります。
マーケティングに使用する場合には、公式チャンネルを運用して登録者を増やす継続的な施策が必要です。
TikTok
TikTokは中国発の動画配信プラットフォームで、若い世代のユーザーが大きな割合を占めています。
短い動画が多くてリズムよく視聴できる特徴がありますが、ライブ配信では長い時間の配信も行われています。
TikTokのライブ配信にはモデレーター機能があるため、不適切な行動を起こすユーザーが参加したときにもブロック可能です。
コラボ配信にも対応しているので、インフルエンサーとの共同イベントも開催しやすいプラットフォームです。
ただし、TikTokでライブ配信をするには50人以上のフォロワーが必要です。
公式アカウントで一定の人気を獲得しなければ、ライブ配信を始められません。
Zoom
Zoomはビジネスではビデオ会議に汎用されているサービスですが、ミーティングをライブ配信するプラットフォームとしても利用できます。
ミーティングを設定して参加者を招待すれば、実質的にライブ配信が可能になります。
また、Zoomミーティングのライブストリーミング機能を使用すると、YouTubeやTwitchでライブ配信が可能です。
有料のZoom Webinarsを使用すれば、ホスト・ゲストの関係を作ってウェビナーのライブ配信もできます。
Zoomはライブ配信をするだけなら簡単に使えるので便利です。
ただし、オンデマンド配信をしたり、動画販売をしたりする機能はありません。
Twitch
TwitchはAmazonが運営している無料のライブ配信プラットフォームです。
e-Sportsのライブ配信や、ゲームの実況プレイなどのイベント配信のプラットフォームとして利用されています。
Twitchにはサブスクライブや、投げ銭などによるマネタイズの機能が搭載されています。
ただし、Twitchのアフィリエイトプログラムに参加しなければマネタイズはできません。
アフィリエイトプログラムは、フォロワー数、過去30日間での配信数や配信時間、平均同時視聴者数が条件を満たしていないと参加できません。
継続的に動画を配信し続けなければ、ライブ配信をマネタイズできないので注意が必要です。
Vimeo
Vimeoはアメリカ発の動画配信・共有プラットフォームです。
基本的には有料の配信プラットフォームですが、トライアルとして利用できる無料プランが用意されています。
Vimeoでは動画の販売やサブスクリプションに対応しているので、セミナー動画やレッスン動画などの情報商材の販売に活用できます。
高機能で多様な動画配信が可能ですが、無料プランでは機能の制限が大きいので自由度が低い点がデメリットです。
無料プランでは、プライバシーコントロールや個別URLの作成などの機能を利用できず、ストレージも1GBしかありません。
Vimeoはアドバンストプラン以上にアップグレードしなければライブ配信もできないので注意が必要です。
無料のライブ配信プラットフォームを選ぶときの注意点
無料のライブ配信プラットフォームをビジネス目的で利用するときには、問題が発生する場合があります。
ここでは有料サービスを検討すべきだったと後悔しないために、押さえておきたい注意点を解説します。
目的に合った仕様の製品がない場合がある
ライブ配信プラットフォームを探すときには、仕様を詳しく確認して目的に合うサービスを選ぶ必要があります。
ただ、無料のライブ配信プラットフォームでは、機能やサポートなどが要件を満たしているものが見つからない場合があります。
無料サービスでは、運営会社が何らかの方法で利益を得られるビジネスモデルにしなければ運営を継続できません。
大きなデータ容量を提供したり、手厚いサポートをしたりするとコストが大きくになるので、最小限になっている傾向があります。
一方、有料のライブ配信プラットフォームでは、料金に見合った仕様のサービスが提供されているのが一般的です。
追加費用がかかる場合がある
無料で利用できるライブ配信プラットフォームには追加費用がかかるサービスがあり、使い方によっては実質有料になるので注意が必要です。
料金プランが複数用意されていて、無料プランでは機能制限が設けられているのが典型的です。
トライアル後に有料プランに申し込む流れが想定されています。
ライブ配信をした動画を保存するストレージを確保するために、追加費用がかかる場合もあります。
無料で利用できるストレージでは足りなくなった時点で、古い動画を削除するか、料金を支払ってストレージの拡張をするかを判断しなければなりません。
無料のライブ配信プラットフォームを利用するときには、料金プランの詳細な確認が重要です。
広告が挿入される場合がある
無料のライブ配信プラットフォームでは、自社以外の広告が挿入される場合があるので注意が必要です。
例えば、YouTubeではライブ配信のときに広告が表示される場合があります。
広告が流れると、視聴者の興味を奪われて離脱につながる可能性があるのがデメリットです。
自社ブランドに合わない内容の広告が流れると、ブランドイメージを傷つけるリスクもあります。
有料のライブ配信プラットフォームでは外部広告が入りません。
逆にライブ配信に自社広告を挿入する機能もあるので、動画と広告の相乗効果を生み出せる可能性があります。
機能制限の解除条件が設定されている
無料のライブ配信プラットフォームには機能制限が設けられていて、一定の条件を満たさないと快適に利用できない場合があります。
例えば、YouTubeでは以下の条件を満たさないとマネタイズに有効なスーパーチャットを利用できません。
・チャンネル登録者が1000人以上
・動画の総再生時間が直近12ヶ月間で4000時間以上、またはショート動画の視聴回数が直近の90日間で1,000万回以上
また、機能制限を受けないためには継続的にライブ配信をしなければなりません。
業務負担が大きくなる原因になる場合もあるので注意が必要です。
有料のライブ配信プラットフォームなら「ULIZA」
無料のライブ配信プラットフォームでは、機能やセキュリティなどで不安が生じやすいがちです。
安心して運用できるライブ配信プラットフォームを選ぶなら、ULIZAがおすすめです。
ULIZAはライブ配信に有用な機能が豊富で、さまざまなニーズに応えられます。
配信サイトの簡単作成・カスタマイズ、API連携などに対応していて、高度な応用にも対応可能です。
ULIZAは、料金プランによって同時配信数やデータ容量を調整できます。
初期費用のかからないスモールスタートのminiプランから、個別の事情に合わせてサービスを設計するEnterpriseプランまであるので、コストパフォーマンスの高いプランを選べます。
ULIZAはライブ配信のマネタイズの自由度があり、ビジネスに活用しやすいプラットフォームです。
セキュリティ対策も自由に設計できるので、収益化や個人情報保護のトラブルに対策できます。
また、サポートも充実していて、コンサルティングサービスも受けられるのはULIZAのメリットです。
まとめ
ライブ配信は無料のプラットフォームで気軽に始められます。
有料のライブ配信プラットフォームを契約しても効果が出ないのではないかと不安になっているときには、無料サービスから始めてみてもよいでしょう。
ただ、無料のライブ配信プラットフォームは有料サービスと比較すると、機能やサービスが充実していない場合が多いので注意が必要です。
有料のライブ配信プラットフォームは自由度が高く、ビジネス向けの機能やサービスが整っています。
ULIZAはビジネスでライブ配信をするのに最適なプラットフォームです。
今後、動画を活用してビジネスを促進するなら、ULIZAを活用しましょう。