2024.03.13

マルチアングル配信とは?具体的な活用例と今後の可能性について解説

マルチアングル配信とは?具体的な活用例と今後の可能性について解説

近年、注目を集めているマルチアングル配信は、世界中で急成長を遂げています。スポーツやコンサート映像の配信、対戦型ゲームの映像コンテンツといったエンターテインメント分野から、教育機関や企業での学習、研修支援にも積極的に用いられるようになり、今後も多種多様な分野で活用されていくことでしょう。

本記事では、マルチアングル配信の基礎知識や事例、今後の可能性について解説します。

マルチアングル配信とは見たいシーンを自由に選択できる配信方法

マルチアングル配信とは、さまざまなアングルから撮影した映像を、視聴者が好きなタイミングで、見たいシーン・見たい出演者にフォーカスしたり、切り替えたりしながら自由に視聴できる配信方法のことです。「同じシーンを異なるアングルで同時に再生する」「異なる場所で行われているイベントを同じ画面で楽しむ」など、従来にない視聴体験が可能です。マルチアングル配信は、視聴者が映像をカスタマイズしながらイベントを楽しむ、新しい視聴の楽しみ方といえるでしょう。

マルチアングル配信の事例

マルチアングル配信は、さまざまなシーンで活用することができます。活用シーンの具体的な事例について解説します。

スポーツイベント

選手やポジション、プレーなど、見たいシーンが同時進行するスポーツイベントでは、マルチアングル配信が活用されています。

例えば、モータースポーツやマラソンなどは、従来のテレビ放送や映像配信では上位の選手ばかりが取り上げられますが、マルチアングル配信では個人的に応援している選手や注目しているコースに絞った映像を選ぶことが可能です。

また、トーナメント形式のゲームで同時進行する別々のチームの試合を選択し、リアルタイムでそれぞれの状況を把握しながら視聴することもできます。異なる組でラウンドするゴルフプレーヤーを、同時に観戦するといった楽しみ方もできるのが特長です。

音楽イベント・演劇

音楽イベントや演劇などでも、マルチアングル配信を行うことで視聴の楽しみが広がります。ライブや舞台では特定の出演者だけを表示したり、オーケストラの聴きたい楽器にフォーカスしたりすることで、従来にない映像や音声を楽しむことができます。

特に、複数のステージで演奏を行う大規模な音楽フェスでは、マルチアングル配信の強みを存分に発揮することができるでしょう。従来は、見たいアーティストが同時刻に重なってしまった場合、いずれかを選択する必要がありましたが、好きなタイミングで見たいアングルを切り替えられるので、視聴者は気になるプログラムをもれなく楽しむことができます。ライブ映像だけでなく、レッスンやリハーサルなどの舞台裏のアーカイブ映像を配信することで、映像コンテンツに深みを加えることも可能です。

対戦型ゲーム

eスポーツは、世界的に急成長しており、中でも対戦型のゲームはマルチアングル配信との相性が非常に良いといえます。

従来どちらかしか映すことができなかった映像も、マルチアングル配信なら、盛り上がりが予想されるシーンを複数表示しておけば、ハイライトを見逃すことはありません。また、選手個人の視点や各チームを追跡するゲーム画面を同時に表示することで、これまで以上にプレーヤーとの一体感を得ることができるでしょう。

実務研修

マルチアングル配信は、技術習得や実技指導にも有効です。介護など身体を使ったケアの実務研修は、見るアングルによって得られる情報が大きく異なります。正面や横からのアングルを同時に確認することで、効率的に技術を習得することができます。また、複数のアングルで観察することによって、新たな気づきが得られることもあるでしょう。
研修以外にも、運動やダンスなどの全身を使った動きの習得にも、マルチアングル配信が向いています。習熟度に応じてムービーや投影資料などを何度も視聴することで、学習効率が高まります。

ビジネスカンファレンス

規模の大きいビジネスカンファレンスは、同日同時刻に複数のプログラムを実施するケースがあるため、マルチアングル配信が活用されます。

気になるプログラムを同時に視聴できるため、業務の効率化を図ることができます。また、複数を同時に視聴してから集中して聞きたいプログラムを決めるといった視聴方法も可能なため、必要な情報を適切に収集することができ、ビジネスシーンでも役立つでしょう。

マルチアングル配信の可能性

ネットワーク環境の高速化で大容量の動画視聴が身近になった今、マルチアングル配信はさまざまな分野で需要が増えていくことが予想されます。視聴環境の整備に後押しされ、従来型のテレビ放送やインターネット配信とは異なる、新たな映像体験のニーズが高まっているのです。

また、「タイパ(タイムパフォーマンス)」という言葉が使われるように、映像を倍速再生したり複数のウィンドウで「ながら見」をしたりして、動画の視聴にも時間効率を求めるユーザーが増加しています。

さまざまなアングルを自分で選択し、思い通りに映像を楽しむことができるマルチアングル配信は、魅力的かつ効率的な映像発信手法として注目が集まっています。

今後も、スポーツ観戦やライブ配信、演劇などのエンターテインメント方面だけでなく、教育機関や企業での学習・研修などの多種多様な分野で需要が増えていくでしょう。

マルチアングル配信は「PLAY VIDEO STORES」や「ULIZA(ウリザ)」がおすすめ

マルチアングル配信は従来の映像配信にない、新たな視聴体験を提供します。配信視聴者の満足度を高めるためには、マルチアングル配信が可能な動画販売・配信サービスを選ぶことをおすすめします。

動画販売プラットフォーム「PLAY VIDEO STORES」は、必要な素材を入稿するだけで、自社ブランドの動画販売サイトを手軽に構築することが可能です。また、月額販売も単体販売も自由に設定できる、動画コンテンツ販売・運用に最適なプラットフォームです。

マルチアングル配信のオプション機能も搭載しており、スポーツのライブやエンターテインメントコンテンツ、レッスンやセミナーなど、さまざまなシーンの配信で活用されています。

配信プラットフォーム開発の実績は国内最大級を誇り、動画販売に必要な機能をパッケージ化し、管理運用しやすい管理画面を提供しています。動画再生回数や売上の推移などをダッシュボードで可視化し、売上最大化のための分析が可能です。

また、サービス開始に向けた構築支援、構築後の運営戦略コンサルティングやコンテンツの分析、広告とSNS運用のサポートも充実しています。配信戦略から運営までワンストップで提供する、動画特化のコンサルティングサービスもオプションで選択できるので、安心してご利用いただけます。

また、動画配信サービスなら、「ULIZA(ウリザ)」がおすすめです。ULIZA(ウリザ)は、日本国内で開発されて10年以上の利用実績がある動画配信サービスです。

マルチアングルの機能があり、管理画面の「マルチアングル動画を作成する」のチェックボックスにチェックを入れるだけで、マルチアングル動画を簡単に作成できます。

また、AIによる自動編集機能もあり、映像編集の専門ソフトや特別なスキルも必要ありません。動画配信の分析機能もあるため、動画コンテンツの改善にも役立つでしょう。

この機会にぜひPLAY VIDEO STORES、ULIZA(ウリザ)の導入をご検討ください。

動画やライブコンテンツを収益化

PLAY VIDEO STORESは、自社ブランドの動画配信サイトを簡単に構築できるプラットフォーム。ライブや動画の視聴チケット販売やサブスクリプション決済に対応し、購入履歴などの顧客データを活用したマーケティングも可能です。

この記事の監修者: 動画総合研究所 編集部

動画総合研究所は、動画配信技術の活用による企業のDX推進をお手伝いするためのメディアです。
動画の収益化・動画制作・ライブ配信・セキュリティ・著作権など、動画配信に関わるのさまざまなコンテンツを提供いたします。

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