2023.11.02

動画販売サイトの作り方を解説!種類や活用例、注意点などを紹介

動画販売サイトの作り方を解説!種類や活用例、注意点などを紹介

動画販売サイトでは、企業や個人へ向けてビジネスセミナー動画やスポーツ・エンタメ動画などを販売することができます。動画販売サイトを作る方法は、動画販売・配信プラットフォームを利用する方法をはじめさまざまです。

本記事では、動画販売サイトの作り方と各手法のメリット・デメリットや、動画販売サイトの活用例を解説します。併せて、実際に動画を販売する際の販売方法のパターンや、サイト作成時の注意点も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

動画販売サイトにはどのような作り方がある?

動画販売サイトを作成する場合、一般的には4つの方法があります。それぞれ、下記のようなメリット・デメリットがあります。

動画販売・配信プラットフォームの利用

動画の販売または配信に特化したテンプレートが用意されている自社の配信サイトを構築するためのプラットフォームを利用することで、手軽かつスピーディーに動画販売サイトを作成することが可能です。

動画販売に必要な機能が一通りそろっているため、サービス契約後、、必要な設定を行って販売したい動画をアップロードすれば、サイト構築に関する専門知識がなくてもすぐに販売開始できる点がメリットです。

一般的に、自社配信サービス構築プラットフォームを利用するには初期費用や月額費用、販売手数料などの費用がかかります。あらかじめ用意されているテンプレートを利用するため、デザインや機能のカスタマイズ性には制限がある点がデメリットといえるでしょう。

(参考)動画を販売できるサイト16選はこちら

ネットショップ作成サービスの利用

動画販売に特化していない通常のネットショップ(ECサイト)作成サービスを利用して、動画を商品として販売するのもひとつの方法です。

ネットショップ作成サービスには初期費用がかからないサービスもあり、販売手数料も動画販売プラットフォームと比べて割安な場合もあるため、コストを抑えやすい点が特徴です。また、動画以外の商品もいっしょに取り扱えるというメリットもあります。

デメリットとしては、動画販売に特化していないサービスであるため、動画を取り扱う場合はサーバーの容量制限や著作権保護などの配信セキュリティに悩まされる可能性があることが挙げられます。

CMSでの自社サイト構築

WordPressなどのCMS(Contents Management System:Webサイトの構築のためにテキストや画像、レイアウトなどのコンテンツに関する情報を一元的に管理するシステム)でも、動画販売サイトを作成できます。

デザイン面ではカスタマイズ性の高いページが作成可能ですが、自社で動画配信のシステムを用意したり、決済機能を組み込んだりする必要があるため、専門的な知識が必要になります。自社内での対応が難しい場合は、外部業者に開発を委託しなければなりません。その場合は外注費用がかかります。

また、自社・外注いずれの場合も、サイト開設までには時間がかかる点も意識しておいたほうがいいでしょう。

スクラッチ開発での自社サイト構築

スクラッチ開発とは、ゼロからシステムを構築し、動画販売サイトを構築する方法です。この場合、プログラミングに関する専門的な知識とスキルが必要になるため、通常は外部業者に開発を委託します。

スクラッチ開発は、最もデザインや機能のカスタマイズ性に優れるため、サイトづくりの自由度が高い方法ですが、高額なコストがかかるというデメリットもあります。

また、スクラッチ開発では、一般的に下記のような手順を踏んで動画販売サイトを作成していくため、開設までに6~12ヵ月とそれなりの時間がかかる点にも注意しなければなりません。

<スクラッチ開発の手順>

1.要件定義

2.業者選定

3.詳細検討・設計

4.システム実装・開発

5.テスト

6.リリース

動画販売サイトの活用例

 

動画販売サイトは、さまざまな事業で活用できます。下記の3つは、代表的な活用例です。

企業によるビジネス向けオンライン講座・ウェビナーの販売

どのような事業を営んでいる企業でも、自社のノウハウを動画形式にまとめて他社や顧客に向けて販売することは可能です。例えば、下記のような動画の販売に動画販売サイトを活用できます。

<多くの企業でできる動画販売サイトの活用例>

・ビジネス向けのオンライン講座

・社内教育に活用できる研修用動画

・企業主催の顧客向けウェビナー

塾やオンラインスクールの特別授業・オンラインレッスン配信

学習塾・予備校やオンラインスクールの特別授業・レッスンの配信にも動画販売サイトは活用できます。

塾や予備校などでは、各生徒に所属クラスの授業を配信して、復習したい生徒や教室に通えない生徒のニーズに応えつつ、所属していないクラスの人気講師の特別授業を有料で配信するといった使い方も可能です。

動画販売サイトの機能を活用すればどの生徒がどこまで視聴したのかをデータで確認できるようになるため、生徒へのサポートの効率化にもつながるでしょう。

スポーツの試合動画・イベントやライブの動画などのエンターテインメントコンテンツ配信

動画販売サイトは、不特定多数のユーザーに向けたスポーツの試合・イベント・音楽ライブなどの生配信や、バラエティー・エンターテインメントコンテンツの配信にも活用されています。

有料会員制度を導入して、会員限定コンテンツや限定ライブ配信などを行えば月額課金モデルで収益化することも可能です。

動画の販売方法

※イメージ写真です

 

動画の販売方法は、大きく「サブスクリプション」、「単品販売」、「パッケージ販売」の3パターンに分けられます。それぞれ、下記のような特徴があります。

サブスクリプション

サブスクリプションは、月額や年額などの一定期間ごとの会費を設定し、会員だけが視聴できる動画を配信して収益を得る販売方法です。安定的に収益が得られるというメリットがある一方で、会員管理機能などのサブスクリプションに対応したシステムの導入と運用が必要となる点には注意しなければなりません。

単品販売

単品販売とは、動画コンテンツの一つひとつに金額を設定し、それぞれを視聴・ダウンロードする権利を個別に販売する方法です。期間限定配信などの特別なコンテンツを配信する場合は単品販売が向いています。

また、サブスクリプション販売と併用して単品販売を行う場合もあります。ひとつのサイト内で、複数のジャンルのコンテンツを取り扱う場合に向いています。

パッケージ販売

動画の販売方法には、複数の動画をセットにしてパッケージ販売するというパターンもあります。

典型例は、塾や資格試験予備校の講座動画で、科目ごとに「全◯回」と複数の動画が用意されているケースです。「科目1(全5回分の動画)」「科目2(全3回分の動画)」というように、複数の動画を組み合わせてパッケージ化することで、ユーザーは必要な動画を一括で購入でき、販売側はまとまった収益を得られるようになります。

動画販売サイトを作る際の注意点

動画販売サイトの構築で失敗しないためにも、利用するプラットフォームや構築サービスを選ぶ際には、下記の3つのポイントに注意しましょう。費用・機能・実績など、幅広い視点で検討することが重要です。

費用の総額や販売開始までの期間を比較する

動画販売・配信プラットフォームを利用する場合は、プラットフォームによって初期費用や月額料金がかかります。費用はシステムや機能、容量などによって異なるため、導入前に見積もりを取って比較検討することが大切です。

また、CMSを利用する場合でも、サーバーの導入などの自社対応が必要な部分にはコストが必要で、スクラッチ開発のように業者へ開発を委託する場合はさらに高額な費用がかかります。

費用だけでなく、システムが完成するまでの時間も重要です。スクラッチ開発ではリリースまでに長い期間がかかりますが、そのほかの方法でもリリース可能となる時期は必ず確認してください。「想定が甘く当初の計画よりもリリースが遅れてしまった」となったら、事業計画を修正しなければならない場合も出てきてしまうためです。

サブスクリプションにも対応できる構築方法を選ぶ

動画販売サイトでは、ユーザーのニーズに応じた販売方法を導入することも重要です。特に動画のサブスクリプションサービスは広く普及しており、ユーザーからも一般的な動画の販売方法として受け止められています。サブスクリプションは安定的な収益を得られる販売方法でもあるため、当初は動画の単体販売しか予定していなくても、将来的にサブスクリプション導入の必要性が高まった場合に対応できるよう、機能拡張の余地を残してサイト構築することをおすすめします。

利用実績とサポート体制を確認する

CMSなどを用いて自社で構築する場合は別ですが、外部業者のサービスを利用する場合は、これまでの利用実績やサポート体制も確認し、安心して利用できるかどうかを判断してください。

実績やサポート体制が不十分なサービスでは、目的に応じたサイト作成ができなかったり、運用開始後のトラブル解決に時間がかかってしまったりする可能性があります。

動画販売サイトの作り方に悩んだ場合はプラットフォームの利用がおすすめ

動画販売サイトはさまざまな方法で作成できますが、時間やコスト・機能面を総合的に考えると、動画販売に特化したサービスである、自社配信サービス構築プラットフォームを利用するのがおすすめです。専門知識がなくても、テンプレートを使って簡単かつスピーディーに動画販売サイトを開設できます。将来的にCMSでの構築やスクラッチ開発を検討している場合でも、動画販売に必要な知識や運用ノウハウを得るために、まずは自社配信サービス構築プラットフォームでミニマムスタートすることがオススメです。

自社配信サービス構築プラットフォーム「PLAY VIDEO STORES」は、自社ブランドの動画販売サイトを手軽に構築することができるプラットフォームで、サブスクリプション形式や単品販売、セット販売にも対応できます。

スポーツ・演劇のライブ配信や資格試験のオンライン講座、フィットネスジムのオンラインレッスンなど、利用実績も豊富なため、動画販売サイト作成を検討中の場合はぜひご相談ください。

動画やライブコンテンツを収益化

PLAY VIDEO STORESは、自社ブランドの動画配信サイトを簡単に構築できるプラットフォーム。ライブや動画の視聴チケット販売やサブスクリプション決済に対応し、購入履歴などの顧客データを活用したマーケティングも可能です。

この記事の監修者: 動画総合研究所 編集部

動画総合研究所は、動画配信技術の活用による企業のDX推進をお手伝いするためのメディアです。
動画の収益化・動画制作・ライブ配信・セキュリティ・著作権など、動画配信に関わるのさまざまなコンテンツを提供いたします。

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